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ダクト清掃作業監督者

ダクト清掃作業監督者とは

ダクト清掃作業監督者とは、空気調和用のダクトの清掃作業の監督を行うことができる国家資格です。建築物空気調和用ダクト清掃業に登録するためには必須の資格で、ほかの登録営業所の監督者と兼任することはできません。また、建築物清掃業や空気環境測定業などほかの登録業種の有資格者としての兼任もできないため注意しましょう。

ダクト清掃作業監督者の仕事内容

ダクトとは気体を運ぶ管で、建築物内での空調や換気、排煙などの目的で設備されています。ダクト清掃作業監督者は、そんな空調用ダクトの清掃作業を行ったり、清掃の監督を行ったりする仕事です。

ダクト清掃作業監督者を取得するには

ダクト清掃作業監督者の資格を取得するためには、計4日間(28時間+終了考査1.5時間)のダクト清掃作業監督者講習会を受ける必要があります。講習の最後に修了考査を受け、それに受かれば資格を取得できます。会場の定員は100名。募集人員に達した時点で受付は終了するため、早めに申し込んだ方がよいでしょう。人数が足りない場合は受付期間が延長されます。

受講資格を得ることができるのは以下のいずれかに該当している方です。なお、建築物環境衛生管理技術者の資格保有者は、新規講習を受講する必要はありません。

  1. 学校教育法に基づく高校もしくは中学校などを卒業した後、2年以上建築物の空気調和用ダクトの清掃に関する実務経験がある者
  2. 5年以上建築物の空気調和用ダクトの清掃に関する実務経験がある者
  3. ①と同等以上の学歴および実務経験があると認められた者

なお、実務経験は正社員としてのものであってアルバイトやパートなどは含まれません。

ダクト清掃作業監督者の試験概要

講義科目

  • 建築物環境衛生制度(2時間)
  • 空調衛生概論(4時間)
  • 建築設備概論(空調設備関係)(5時間)
  • 作業の安全管理(2時間)
  • ダクト清掃各論(15時間)

合格後の更新

ダクト清掃作業監督者の資格を取得後、6年に1度講習を受講して資格を更新しなければいけません。新しい技術や知識の修得、およびその他の必要な知識の反復履修を目的として、2日間で講習と試験が行われます。

ダクト清掃作業監督者の合格率

合格率は公表されていませんが非常に高く、ほぼ100%と言われています。講習をしっかり聞いていれば問題なく終了考査に合格できるでしょう。講義では、重要ポイントなどについても教えてくれるため聞き逃さないようにすることが大切です。

ダクト清掃作業監督者の年収

ダクト清掃作業監督者の平均年収は不明ですが、清掃作業監督者の平均年収は280万円ほどです。それほど高い年収は期待できないかもしれません。ただし、勤務する会社の規模や経験、業務内容などによって給料は異なるため、一概に低いとも言えないでしょう。

ダクト清掃作業監督者の働き先

空調用のダクトの清掃作業の監督を行うことができるダクト清掃作業監督者の主な働き先には、ビル管理業者や清掃会社などがあります。

建築物空気調和用ダクト清掃業に登録するには必須の資格と言えるため、土木・建設現場で働く上で覚えておくと便利です。資格を取得することによって更なるキャリアアップを目指せるでしょう。

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