住宅メーカーとも呼ばれ、住宅の建築や販売などを行う「ハウスメーカー」。
土木施工管理技士としてハウスメーカーで働く場合のメリットやデメリット、仕事内容について解説します。
ゼネコンやデベロッパーのように大きなプロジェクトを動かす仕事は社会的意義の高さが魅力ですが、ハウスメーカーの作る住宅は個人の生活に寄与します。
そのため、顧客に対する価値提供がより身近に感じられるため、貢献に対する感謝も得やすく感じやすいといえるでしょう。
ハウスメーカーの営業は、基本的に展示場に来場する方をターゲットとします。
そのため無理な飛び込み営業などは基本的になく、住宅に興味のあるいわば「見込み客」に対して営業を行います。
問い合わせに対してアプローチしていくことが多いため、飛び込みやテレアポなどの営業に比べるとハードルは低いといえるでしょう。
飲食店やアパレルなどにおいてはよくある社員割引ですが、実はハウスメーカーにもあります。
会社にもよりますが多くのハウスメーカーでは社員割引制度が用意されており、定価よりも安い価格で住宅を購入できることがあります。
実際に自分で住んでよいと感じられる家であれば、営業活動にもより取り組みやすくなるでしょう。
住宅は日々進化しており、より長持ちするようになっています。
さらには少子化が進んでいる影響もあるため、中長期的に見ると日本の新築需要は減少していくと考えられています。
近年ではリフォームやリノベーションも流行してきており、「一戸建てを建てる」ことを目指す時代のピークは過ぎてしまっていると感じられます。
ハウスメーカーではどちらかというと営業活動に重きを置かれる傾向にあります。
そのためターゲットに対する営業活動に力を入れなければならず、顧客からの要望や会社からのノルマなどに振り回されることもあるでしょう。
理不尽な要求や苦情などにより、精神的なダメージを受けてしまう場合もあります。
ハウスメーカーというと広範囲の規模で展開する住宅建設会社のことを基本的にはいいますが、実は正式な定義はありません。
よく聞く大手メーカーの「セキスイハイム」や「大和ハウス」などといった8社会と呼ばれる組織に所属する企業を指すこともあれば、新興メーカーも含めて表すこともあります。
自社の生産設備により工業化(プレハブ化)または建築資材の一部を規格化することにより、注文住宅の大量生産を全国規模で展開している企業をハウスメーカーと呼ぶことができます。
ハウスメーカーの仕事は営業、設計、現場、積算、CAD、インテリア、事務など多岐にわたります。
それぞれの職種ごとに担当を持ち仕事を進め、住宅の建築から販売、その後のアフターサポートまでを行うことになります。
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