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労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタント

労働安全コンサルタントと労働衛生コンサルタントは、比較的需要の高い資格と言われています。このページではそれぞれの資格の仕事内容や資格取得の方法、年収などを調査したので、興味のある方は是非チェックしてください。

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントとは

労働安全コンサルタントも労働衛生コンサルタントも企業や経営者の指示に従い、安全水準・衛生水準を高めるための診断・指導を行う資格のことです。また労働安全衛生施策に関する相談や教育、講演、資料の提供なども行います。

  • 労働安全コンサルタント
    労働環境の安全性をチェックし、もし問題が発見できれば企業・責任者などへの指導をはじめ計画策定を行います。
  • 労働衛生コンサルタント
    労働環境の衛生面をチェックし、問題を発見すれば企業・責任者などへの指導をはじめ計画策定を行います。

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの仕事内容

  • 労働安全や労働衛生状況の把握
  • 問題改善のための計画策定
  • 企業の責任者などへの指導
  • 設備の設置や交換など労働環境全体の最適化
  • 労働安全・労働衛生に関する規則・点検基準の設定
  • 規則・点検基準の実施や管理

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの双方とも上記のような仕事を行っています。どちらの資格も労働安全や労働衛生に関する業務ができますが、コンサルティングの分野に関しては機械・電気・化学・土木・建築・労働衛生・保健衛生など専門の分野に携わる場合は試験区分での資格者が業務を実施。

労働安全コンサルタントは適用範囲が比較的広いため幅広く活躍できるでしょう。一方の労働衛生コンサルタントは高齢化やメンタルの問題が深刻化している状況もあり、絶対数が不足している状況です。

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントを取得するには

  • 労働衛生コンサルタント:労働衛生工学・保健衛生の2つ
  • 労働安全コンサルタント:機械・電気・化学・土木・建築の5つ

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの試験区分は上記のようになっています。受験資格があるなら、どの区分でも受験可能です。ただ、たとえば薬剤師の資格を保有している方なら、保健衛生の区分でしか受験はできないので注意しましょう。

試験に合格したのち合格証書が送付されるので、「公益財団法人安全衛生技術試験協会」に申請書を出し登録するという流れです。一度登録すれば更新は必要ないので、労働衛生コンサルタントとしての業務を永久的に行えるでしょう。

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの試験概要

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの試験は、どちらも筆記試験・口述試験から成っています。筆記試験は選択式・記述式の両方があり、一次の筆記試験にクリアすれば、虹の口述試験が受けられるという流れです。

願書申し込みが一次試験は7月上旬~8月上旬、二次試験は11月上旬~中旬となっており、試験は一次試験が10月中旬ごろ、二次試験が1月中旬~2月上旬が一般的です。受験地は一次試験なら北海道や宮城、東京、福岡などがありますが、二次試験は東京や大阪に限られているので遠方の方は注意しましょう。ただ年度によって願書申し込み期限や受験日、受験地が変更になる恐れもあるため、必ず公式サイトで詳細を確認してください。

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの合格率

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントのどちらも平均3割ほどの合格率となっています。出題範囲も広く、専門性も高いため比較的難易度の高い資格と言えるでしょう。

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの年収

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの年収は600万~700万円ほどが相場のようです。これは薬剤師の平均年収よりやや高い程度と言えるでしょう。

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントの働き先

労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントは労働環境をサポートするのが主な仕事のため、さまざまな企業への働き先が期待できるでしょう。

そのほかの資格との違い

元方安全衛生管理者との違い

元方安全衛生管理者とは統括安全衛生責任者の業務を補佐するのが主な仕事です。学歴・実務経験によって元方安全衛生管理者になることができ、統括安全衛生責任者の指示を受けて業務を担います。そのため労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントとは全く違う存在と言えるでしょう。

安全衛生責任者との違い

安全衛生責任者は下請けの業者から選任される存在です。統括安全衛生責任者と連絡を取り合い、その内容を従業員へ伝えるなどが主な業務。労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントとも問題点を発見し指導する立場であるため、そういった点でも安全衛生責任者とは全く業務内容が異なるものです。

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