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舗装施工管理技術者

舗装施工管理技術者は、舗装工事について、専門的な知識を身に付けていることを証明できる資格です。そのため、土木・建設の現場に携わる仕事に就いているのであれば、持っておくことで、有利に働く可能性が高い資格だといえます。土木施工管理技士の資格をとってキャリアアップをしていきたいと考えている方は、こちらの資格についても、取得を検討してみる価値は充分にあるでしょう。

このページでは、舗装施工管理技術者の創設理由のほか、有資格者がおこなう仕事内容、将来性などについて解説していきます。

舗装施工管理技術者とは

舗装工事をする際は、表面の状態をしっかりと確認したうえで、耐久性を確保することなどが求められます。そのためには、舗装工事に関する専門的な知識を身に付けておくことが欠かせません。それに加えて、他の土木工事と比較すると交通規制条件や作業空間がかなり限られている点にも留意しなくてはならないのが、この工事の特徴です。難易度の高い施工環境に問題なく対応するための経験も重要になります。

このように、求められるスキルが多いため、舗装工事に関する技術と能力を有する人材を適切に評価する必要性が生じ、その結果、「舗装施工管理技術者」の資格が創設されるに至ったわけです。

舗装施工管理技術者の取得をおすすめする理由

近頃では、舗装工事業の入札参加条件として「舗装施工管理技術者の設置」が付け足されている場合が少なくありません。このことから、業界内で、有資格者をできるだけ活用したい、という流れが生じていると考えられます。ですので、舗装施工管理技術者資格を有していれば業界内で、転職などを含むキャリア形成のシーンにおいては、大いにプラスになるといえるでしょう。

舗装施工管理技術者の仕事内容

日ごろ私達が歩いている地面は、舗装工事がきちんと行われていることによって耐久性が保たれ、トラブルなく利用できる状態になっているといえます。ですので、舗装工事は道路などのライフラインを支えるための非常に重要な工事であるといえます。この舗装工事において高度で専門的な施工技術をもち、そして工事現場を指揮する立場にあるのが、舗装施工管理技術者なのです。

道路や駐車場などの地面の耐久性を保つために、地盤にコンクリートやアスファルトを敷き詰めていくことが舗装工事のおもな作業内容です。舗装工事では耐久性だけでなく、耐熱性や防水性の向上、そして上下水道管を安全に収納できるように仕上げることも求められます。さらに、景観についても考慮に入れなくてはなりません。

舗装施工管理技術者の試験概要

舗装施工管理技術者の資格を取得するための試験を受けようとする場合は、1級と2級に、それぞれ異なる受験資格が設けられているので、注意が必要です。受験資格は学歴に関するものと取得済みの資格に関するものの2つに分かれます。条件の内容は複雑ですので、あらかじめ詳細について確認しておくようにしましょう。なお、どちらの級でも、試験形式は択一式の一般試験と記述式の応用試験の両方が課されます。

合格率についてですが、2021年は1級が20.1%、そして2級が48.0%でした。他の年の結果をみても、1級ではおよそ20%前後を推移していますし、2級では30%台か40%台になっていることがわかります。

参照元:建築求人.jp
(https://www.kenchiku-kyujin.jp/column2/construction-management-engineer)

舗装施工管理技術者の将来性

近年高度成長期に整備が進められた、さまざまなライフラインの老朽化が社会問題のひとつとなりつつあります。そのため、道路や建築物を含めたライフラインの再整備が求められており、実際、整備に着手する動きも高まってきているのが現状です。

もちろん、舗装工事も例外ではありません。地面というライフラインを今後も問題なく利用し続けられるようにするため、至るところで舗装工事が実施されるようになると考えられます。さらに、ニーズの多様化もみられることから、従来とは異なる、より高度な舗装技術の導入や新たな技術の開発への需要も増加しています。

このような社会背景において、専門的で高度な技術・スキルを身に付けた若い舗装施工管理技術者は、まさに即戦力として歓迎されるでしょう。とても将来性のある職業だといえます。

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