専門工事業者としてゼネコンの下請工事を行う建設業者である「サブコン」。
ここでは、土木施工管理技士としてサブコンで働くことのメリットやデメリット、サブコンで働くのに向いている人の特徴を紹介します。
工事全体を取りまとめるゼネコンとは違い、サブコンは専門工事業者として仕事をします。
そのためその分野においては高い専門性が身に着き、そこで働く個人としてはスキルアップやキャリアアップに励むことができます。
更なるステップアップや将来的に独立を検討している人にとっては、大きなメリットではないでしょうか。
サブコンで働くことにより、高い専門性が身に着くと解説しました。
今の時代、建設業界では専門性の高い人材は不足しており、大きな現場になればなるほどスペシャリスト人材の人件費は上昇傾向にあります。
サブコンで腕を磨き自ら営業もできるようになれば、将来的にはゼネコンに勤務するよりも大きな金額を稼ぐことができる可能性もあります。
ゼネコン業者は工事全体を取りまとめるため、全体最適を優先させます。
そのためサブコン業者の業務を調整しなければ全体最適を取れないようなケースにおいては無理難題を押し付けられてしまうことがあります。
ストレスが溜まり疲弊しやすくなってしまう可能性がある点についてはデメリットになるでしょう。
「ゼネコンは激務」というイメージが一般的には強いですが、実際の現場においてはサブコンの方が激務だと感じる人も多いです。
理由としては「下請業者だから」の一言に尽き、元請からの要望や無理難題などに日々追われることもあります。
サブコンとは「サブコントラクター」の略称であり、建設工事全体の取りまとめを行うゼネコンの下請工事を行う専門工事業者のことをいいます。
建設業の産業構造はゼネコンを頂点とした重層下請構造で成り立っており、建設工事の分業化・専門化が進んでいます。
建設業界においては元請企業だけで工事するわけではないため、工事を実施する上においては大部分をこのサブコンに依存している状況となっています。
サブコンは専門領域内での現場管理や下請の管理を行います。
そのため工事の統括を担うようなゼネコンの仕事に比べると幅が狭く、高い専門性を要求される仕事になります。
サブコンは専門性の高い分野の業務を行うことになるため、その分野においてはいわゆるスペシャリストになることができます。
そのため将来的に故人で稼ぐことに重きを置いている人は、サブコンで技術に磨きをかけられるため向いていると言えるのではないでしょうか。
本サイトの監修・取材協力企業
株式会社ティーネットジャパンとは
発注者支援業務において
日本を代表する企業
株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで22年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2024年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2024」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。