みなし公務員は耳慣れない言葉ですが、どのような仕事を指すのでしょうか。実は案外知られた職業もみなし公務員にあてはまります。発注者支援業務は、公的工事に携わる仕事です。そのため、みなし公務員に含まれるか否かが悩まれるところでしょう。
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発注者支援業務は公益性・公共性があり、公務員の職務を代行するため、みなし公務員といえます。公務員ではないため待遇が変わるのではないかと思われがちですが、公務員と同じような規定がいくつか設けられており、実はほとんど公務員と変わりません。安定性もあり、他の民間企業と比較して長く働けるのも良いところです。
発注者支援業務をみなし公務員としている1番の理由は、何と言っても「秘密の保持義務」を遵守するためでしょう。公的工事は普段は入れない場所での業務となり、職務で得た情報を他者へ漏らしてはいけません。もちろん民間企業であっても情報漏洩は厳禁ですが、みなし公務員の場合はより強い規則で縛られています。これらが発注者支援業務をみなし公務員とみなしている理由でしょう。
みなし公務員とは、公共性のある企業に属している職員を指し、民間企業を雇い主としています。国営に近い扱いをされているのは、公共性・公益性が高く、民間企業とはいえ日本の経済に大きく関与するためです。つまりみなし公務員とされる職業は、どれも無くなることで国営に大きな影響を及ぼす仕事を行っているのです。
みなし公務員は法律上「公務に従事する」と規定されており、刑法についても公務員と同じ扱いをされています。公務員には厳守すべき義務として規定されている法律が非常にたくさんあり、その全てがみなし公務員にも適用されるでしょう。一般的な民間企業では、取引先に手土産を持参することがありますが、みなし公務員には接待や贈収賄が禁止されています。
また、公務員の副業は原則禁止となっており、みなし公務員にも副業が禁止となっている職種があるようです。こちらは職種によって可否が異なるため、副業を考えている人は会社規定を読んで確認しておきましょう。
みなし公務員とされている職業は、発注者支援業務以外にも以下のようなものが挙げられます。
他にも様々な職業がありますが、基本的に公共サービスと言われる業務に携わる人がみなし公務員にあてはまります。
数あるみなし公務員の中でも、公的工事を行う土木のみなし職員は近年人気が高まりつつあります。道路河川工事や鉄道整備、トンネル工事など、地域の人を支えるための仕事は数多くありますし、国民の生活に必要不可欠なので安定性の高さも約束されているでしょう。
他の民間企業と比較して長く働けるという点においては、公務員とほぼ同じです。もちろん他の民間企業よりも厳しい守秘義務や副業の禁止などもありますが、公務員に近い立場ゆえのメリットもたくさんあります。
【どこで働くのか?】
役所のひと部屋を借り受けたり、セキュリティが確保された当社の事務所で勤務します。
【どんな仕事をするのか?】
◎役所の事務手続きに必要な書類のチェックや作成を補助します。
◎発注された工事が適切に履行されるため、施工状況の確認や把握を行います。
◎地元住民への説明や関係機関との協議に必要な資料作成や連絡調整を行います。
◎災害や事故などが発生した場合に状況を調査して発注者に報告します。
発注機関の業務プロセスに応じて、行政事務補助(資料作成)、積算技術、工事監督支援、技術審査. ・公物管理補助、 道路許認可審査・適正化指導、河川巡視支援などの業務があります。
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株式会社ティーネットジャパンとは
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株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで22年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2024年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2024」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。