守 聡志さん 40歳
守さんはもともとゼネコンにいらしたそうですが、ティーネットジャパンに転職された経緯を教えてください。
守さん
ゼネコン時代、工事現場での施工管理の仕事は嫌いではなかったです。でも、一度きりの人生!と思って脱サラし、ワーキングホリデーで2年ほどオーストラリアに行っていました。
地元宮城県に帰った直後に東日本大震災を経験したんです。それで復興のために再度、土木技術者として働く決意をし、今の仕事をするようになりました。
現在、どのようなお仕事をされているのか教えてください
守さん
石巻市にある県の土木事務所で資料作成の発注者支援業務を行っています。
昨年までは、山形県で国土交通省の発注者支援で工事監督業務をしていました。
県や国の発注者支援に携わっていくうえで、守さんが大事にしていることはありますか?
守さん
発注者支援業務という仕事は、準公務員という特殊な立ち位置で行うので、コンプライアンスの遵守はとても重要です。工事に携わる監督支援業務では、受発注者間との報、連、相を重視して仕事を円滑に履行できるように心がけています。
お仕事をされていて、どんなときにやりがいを感じますか?印象深かったプロジェクトについても教えてください。
守さん
自分の担当した道路や橋が完成し、一般開放する時には、努力が報われた事が実感できます。
印象深かったのは、近くで戦闘機が訓練する基地内での工事です。基地ということで日々制限も多くありました。とくに工事車両が通行した後の滑走路の点検では、石ころ一つ落とせないので、必死に清掃・点検をしました。工事が原因で戦闘機に何かあったら大変ですから。
(戦闘機は1機何百億という金額だそうです)
守さんにとって発注者支援業務やティーネットジャパンの魅力はどんなことですか?
守さん
ほぼ完全週休二日制で仕事が出来ることですね。基本的には、出身地や近隣の県で仕事が出来るのも魅力です。
発注者側の業務ということもあって年間でさまざまな工事に携わる機会が多いので、土木の知識、経験が蓄積できるのも魅力ですね。
この仕事を始めてから辛かったこと、失敗や挫折の経験はありますか?
守さん
経験が浅いころ、設計図書に詳細な記載が無い工事を、自分の判断で施工した結果、ミスが見つかってやり直しになったことがありました。
仕事での報、連、相がいかに重要かということを学びました。それからは「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」を日々念頭に置いて仕事をしています。
土木建設業界で働きたいと思っている人、土木施工管理技士の資格取得を目指す人に、アドバイスをお願いします!
守さん
世間的に土木のイメージは良くないですが、近年地球温暖化の影響による異常気象で大規模自然災害が多くなっています。復旧・復興の最前線を担うのは私たちです。
楽な仕事ではありませんが、社会インフラを担う重要な仕事です。いざという時に必要とされる技術者になれるよう、コツコツと経験を積重ねていけば良いと思います。
最後に、守さんがこれからやってみたい仕事、目標を教えてください。
守さん
今後は、発注者支援業務で働く若い技術者達の成長を支える、管理技術者として働きたいと思っています。
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株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで22年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2024年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2024」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。