黒木 雅彦さん 46歳
黒木さんが土木建設業界に入ったきっかけを教えてください。
黒木さん
父親が土木建設業界で働いていたこともあり、その影響で土木建設業界に入りました。
現在は、どのような仕事をされているのですか?
黒木さん
鉄道構造物(橋梁下部、橋梁上部、トンネル等)の施工監督員補助業務を行っています。具体的には…
・設計・積算に必要な図面、数量とりまとめ、各種資料の収集・整理
・指示・協議に必要な資料の整理、承諾事項等の提出資料と設計図書との整合確認
・工事の設計変更にともなう図面、数量とりまとめ、積算等
・請負工事の施工状況の確認・照合等
・地元及び関係機関との協議・調整に必要な資料の収集・整理
・工事検査等に必要な資料の収集・整理及び立会
などです。
発注者支援業務を行ううえで、黒木さんが大事にしていることを教えてください。
黒木さん
事業やプロジェクト等を成功させるには、関係者全員での協力体制、意思疎通が必要不可欠なので、その中の一人として、関係者の方々とのコミュニケーションや周囲の意見に耳を傾けること等を重視して行動するようにしています。
黒木さんが仕事をされていてやりがいを感じるのはどんなときですか?
黒木さん
自分の携わったプロジェクト等により完成した現場が、いろいろな方々が利用され、『素晴らしい施設』や『再度利用したい』等の言葉を頂いたときにやりがいを感じます。
これまでに印象深かった現場やプロジェクトについて教えてください。
黒木さん
印象深いのは、天ケ瀬ダム再開発事業です。 日本で3例目のトンネル式放流設備を主とした事業であり、これまで経験のなかったダム事業に関する考え方を学びました。 トンネル式放流設備という、水圧等による影響など通常の山岳トンネルとは異なった考え方、近隣に平等院鳳凰堂があることにより、周辺環境との調和に対する考え方など、これまで経験したことのないことを勉強させていただいた事業でした。
黒木さんにとって発注者支援業務やティーネットジャパンの魅力はどんなことですか?
黒木さん
様々な事業に携わることが出来、自分の経験したことのない新しい知識や経験を積み重ねていけるところが魅力です。
仕事をしていて辛かったこと、失敗や挫折などの経験はありますか?
黒木さん
国土交通省の調査業務の中で、環境に関する省内説明用資料や地元説明用資料を作成する業務に携わった際、地元説明の際に環境影響に関する説明を行う資料に不備があり、うまく説明が出来なかった事がありました。
管理技術者や同じ事務所内で他業務に従事していた同僚に相談し、修正した資料によって後日再度説明を行い、乗り越えることが出来ました。
黒木さんは単身赴任中とのことですが、単身赴任ならではのご苦労などはありますか?
黒木さん
現在従事している業務は、仕事の開始時間や終了時間がまちまちなので、朝の仕事開始前や夜の仕事終了後のサイクル、食事の時間が遅くなったりします。単身赴任先の住居が仕事場から近いため、つい夜遅くまで残業をしてしまうことがあります。
最後に、黒木さんがこれからやってみたい仕事、目標を教えてください。
黒木さん
これまでの経験の中で、港湾関係(空港・海洋土木等)の経験が土木建設業界に入った頃に2か月程度と少ないので、現場で様々な経験をしてきた今、過去に経験した内容以外のことを経験してみたいです。
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建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで22年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2024年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2024」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。