清瀬 亜紀さん
清瀬さんが、土木建設業界に入ったきっかけを教えてください。
清瀬さん
建築の専門学校を経て、就職時にCADと出会い土木建設業界に入りました。最初のCADのソフトは会社独自のもので一般的なCADも扱いたいと思い、転職。PC関係の会社に勤め、PC橋梁・PCまくら木の図面に携わってきました。そこで、AutoCADに出会いました。ティーネットジャパンの面接時、AutoCADが扱える事もあってゼネコンの現場事務所に出向が決まり、就職しました。それからは、開削工事の現場に関わる仕事を約11年携わっています。
現在されているお仕事の内容について、できるだけ詳しく教えてください。
清瀬さん
現在はゼネコンの現場で開削工事に携わっています。具体的には、駅の中央中階と南中階を接続する地下連絡通路設置工事を行うもので、この工事により地上へのバリアフリーの動線を確保し、乗降客の利便性を向上することができます。今与えられている仕事としては、以前の計画書の資料を参考にしながら、監理技術者の指示により計画書や協議書の作成、図面の作成や修正を行っています。その他、現場で必要なことなど、いろいろお手伝いをしています。
お仕事をされていて、どんなときにやりがいを感じますか?
清瀬さん
私が携わった土木の仕事は、交通機関(高速道路、地下鉄)の仕事でした。それが完成した時に、少しでも皆さんの生活が便利に利用してもらえることにやりがいを感じます。自分が関わった構造物が完成した時の達成感、そして後世にまで残っていくというのは何事にも替えられない喜びがあります。
お仕事をされるうえで大事にしていること、こだわりはありますか?
清瀬さん
挨拶とコミュニュケーションを大事にしています。声を掛けられたら顔をあげて、相手の目を見て話しを聞くようにしています。図面、計画書等においてはわかり易く、見やすい資料の作成を行うように心がけています。でも一番は、現場がスムーズに進むように、いわば『縁の下の力持ち』的な存在で作業をすることを大事にしています。
これまでに印象に残る現場・プロジェクトについて教えてください。
清瀬さん
大阪の都会の地下鉄工事の開削工事で、民家も近く交通量の多い現場でした。主に夜勤の現場でしたので、騒音や振動、照明の明るさなど苦情が多くありました。もちろん地元説明会を開いての作業でしたが、実際生活して実感されるといろいろ苦情の電話がありました。都会での施工現場はいろいろ問題があり難しいと思いました。
清瀬さんにとって発注者支援業務やティーネットジャパンの魅力はどんなことですか?
清瀬さん
いろんな分野の技術者がおられて、仕事を卒なくこなせる人が多いです。資格を取得する時にもアドバイスや添削をして頂いて、助けて頂きました。仕事以外では、上司と食事をする機会を設けて頂いた際、貴重なご意見等を頂き感謝しています。
お仕事をしていて辛かった経験、失敗や挫折などの経験がありましたか?
清瀬さん
工務の担当の方が打合せに行かれた後、修正依頼があるので作成します。なかなか施主さんに満足してもらえず、修正→提出→修正…。ありがたい事に細かくチェックして頂けるので、大変見やすい計画書が出来ました。その分帰宅時間が遅くなる事も多々ありました。
お仕事の辛かった経験、失敗や挫折はどのようにして乗り越えましたか?
清瀬さん
一緒に仕事してきた仲間とコミュニケーションをとり、愚痴や笑いもありながら同じ目標に向かって切磋琢磨しました。協力しあい、仕上げた達成感を感じた時に、辛いことなど乗り越えられたと思います。
お仕事をされる中で、女性ならではのご苦労、悩みはありますか?
清瀬さん
私が携わった現場事務所は、プレハブの事務所でした。ですが、トイレも更衣室も環境整備が整っていたので快適に仕事ができました。今は現場にも女性が多くなってきているので、3Kみたいな現場は少なくなっていると思います。
最近、女性の土木建設で働く人が注目され増えていますが、土木建設業界で働きたいと思っている女性、土木施工管理技士を目指す人に伝えたいこと、アドバイスをください。
清瀬さん
現場事務所でAutoCADを扱えても、作業内容がわからない事がもちろんあります。その時は、丁寧に解り易く教えていただいています。AutoCADを扱えたことで、いろいろな業種(PC橋梁、PCまくらぎ、開削工事)に携わることができました。そのおかげもあって、2級土木施工管理技術士を取得することができました。受験したのが40歳半ばでしたが、頑張って続けていれば資格も取得できます。資格を取得するチャレンジ精神はいつの時も遅くないと思いました。
最後に、これからやってみたい仕事、目標を教えてください。
清瀬さん
3DCADを使って仕事をしてみたいです。あと、いろんな現場で経験を重ね、スキルアップに努めていきたいです。
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