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BIMオペレーター

建設業界で導入が進んでいることを受け、さまざまな企業からも注目を集めつつあるBIM。ですので、将来的に土木施工管理技士の資格を取得して、キャリアアップを目指している方は、BIMに関する専門知識を身に付けておくことは必須といっても過言ではないでしょう。こちらでは、BIMを扱う「BIMMオペレーター」について、具体的な仕事内容、将来性、年収、関連する資格などを紹介していきます。

BIMオペレーターとは

BIMについて

建築業界で多く採用されるようになっているBIMは、建築プロジェクトを一括管理する際に使用されるソフトです。3次元モデルに素材・価格・組み立てにかかる時間などを記載できるのが特徴です。

また、従来であれば、CADで図面修正をしつつほかの複数個所の図面修正も並行しなくてはならなかったのですが、BIMを使用すればこのような作業負担を軽減することができます。BIMは、1箇所に修正を加えるだけで、他すべての図面が自動修正される仕組みになっているのです。おもなBIMソフトとしては、次の3製品が挙げられるでしょう。

  • Revit
    Autodesk社の製品です。それぞれのパーツをデータベースとして登録する機能が充実しています。部材管理や設備管理などをストレスなくおこなえます。また、AutoCADからの部材データを取り込むことができるところも注目ポイントです。
  • ARCHICAD
    グラフィソフト社の製品です。長きにわたり建築業界で使用され続けているソフトです。レイヤーの機能が搭載されているので、作業がスムーズに進みます。複数人で同時に図面設計ができます。
  • GLOOBE
    福井コンピュータアーキテクト社におる、日本発の製品です。そのため、日本の建築基準に沿った設計をする際に特におすすめです。3次元のモデリングに加え、法的規制にも対応しているので、とても便利です。

参照元:キャドテク
(https://www.act.co.jp/haken/cadtech/cad-bim/5225/)

BIMオペレーターの仕事内容

工事ステップ図を作成したり構造をモデリングしたりすることが、BIMオペレーターのおもな仕事内容です。建築用データのライブラリー作成や新規部材の登録・管理といった業務を担当することもあります。CADオペレーターとしての経験がある方にとっては、これまでの経験を活かしやすい仕事内容だといえます。

BIMオペレーターになるには

取得しなくてはならないと定められている資格はありません。ですから、BIMに関する知識や使用するのに必要なスキルを身に付けている人であれば、BIMオペレーターの業務をおこなうことができます。実際、2022年の時点でも、BIMに直接関係するような国家資格は存在していないようです。

資格取得が不要とはいえ、CADソフトの実務経験をはじめとする、一定以上のスキルが求められる業務であることは事実です。ですので、国家資格が創設されていないのであれば、民間資格の勉強をするなどしてスキルアップをしておくのも一つの方法です。次のような資格がおすすめです。

  • ARCHICADオンライン認定試験
    RCHICADの操作方法のほか、実務で必要な設定・活用方法などの問題が出題されます。試験時間は30分間で、インターネット上での受験が可能です。取得した点数により、マスターあるいはゴールドマスターの資格を得られます。前者は設計チームのリーダーに必要な知識・技術があることを示す資格で、後者はプロジェクト全体の管理者としてソフトの管理運用が可能であることを示す資格です。
  • Revit Architecture ユーザー試験
    Revitは国内外で広く導入されているBIMなので、合格すれば活躍の幅を広げやすくなるでしょう。選択式の問題のほか、ソフトを操作しながら解答していく実技があります。73%以上の正解率で合格認定されます。

参照元:BIM wiki建築業界で使えるBIMソフト・連携ソフトを比較
(https://www.bimsoft-wiki.com/bim_basics/license.html)

BIMオペレーターの給料・年収

平均年収はおよそ330万円から400万円です。もちろん、勤務先や担当業務内容などによって変動するため、一概にはいえませんが、ボリュームゾーン の目安として参考にしてください。日本全体の平均年収と比較すると、やや低い数字ですが、スキルアップすることで、年収アップにつなげるためのチャンスを得やすくなります。

参照元:施工管理求人 俺の夢
(https://www.oreyume.com/magazine/work/24658/)

BIMオペレーターのやりがい

建築についての専門的な知識や日々勉強を継続することなどが求められるため、決して楽な仕事だとはいえないでしょう。けれども、そういったハードワークの中でさらに知識を深め、高いスキルを身に付けることで、将来的には設計士や設計助手としてステップアップしていく道も開けるはずです。

BIMオペレーターの将来性

国土交通省が平成27年からBIM導入を推し進めています。ですので、しばらくはBIMオペレーターへの需要が減少するようなことは起こらないと考えられます。BIMを使用する建物の設計図作成の機会もおそらく増加していくので、将来性のある職業だといえるでしょう。

参照元:施工管理求人 俺の夢
(https://www.oreyume.com/magazine/work/24658/)

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