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丸のこの作業従事者

丸のこの作業従事者にとって役立つ情報をまとめました。丸のこは、取り扱いに注意を要する工具であるため、できれば「丸のこ等取扱い作業従事者教育」の受講がおすすめです。教育内容や受講方法についてもあわせて紹介しています。

丸のことは

円盤状超硬チップが付いたチップソーを回転させて材料を切断する工具のことを、丸のこといいます。電子工具であるため、普通ののこぎりなどと比較すると、かなり効率よくスピーディーに作業を進めることが可能です。きれいに直線を切断できるというメリットもあるので、家具の製造にも適した工具であるといえます。

また、ひとくちに丸のこと言っても、その種類は多岐にわたります。そのため、用途に適したものを選ぶことができ、この点も丸のこの注目すべき特徴となっています。

丸のこを扱う際に気をつけるべきこと

木材を簡単に切断できる便利な工具である反面、操作を誤るとケガをしてしまう危険性があるので、注意が必要です。ここでは、誤操作によって起こる「キックバック現象」について理解しておきましょう。キックバック現象とは、のこ歯が木材に挟まった際の摩擦で反発力が生じ、進行方向とは逆向きにのこ歯が飛んでしまう現象のことです。

この現象における反発力は大きいため、丸のこが飛ぶ力を手で押さえるのが困難な場合が多いです。よって、丸のこ本体を保持できない状態だと、ケガを負うリスクが高まります。

キックバック現象はなぜ起こる?

  • 理由1 反りのある木材を切断する
  • 理由2 乾燥していない木材を切断する
  • 理由3 堅い木材や厚い木材を切断する
  • 理由4 切断が進んで木材がたわみ、木材がのこ歯を圧迫する
  • 理由5 丸のこを保持する力が不十分、または強く押しすぎてのこ歯が傾く
  • 理由6 丸のこと木材の間に異物があり、丸のこと木材が密着していない

丸のこ等取扱い作業従事者教育について

丸のこを使用する作業従事者は、丸のこ等取扱い作業従事者教育を受講することが推奨されています。義務ではありませんが、上述のとおり丸のこは危険をともなう工具であるため、適切な使用方法を守り、労働災害が起こらないよう努める必要があるのです。

丸のこ等取扱い作業従事者教育の内容

科目 内容 時間
丸のこ等に関する知識 丸のこ等の構造及び機能等
丸のこ等の選定
のこ歯の選定
0.5
丸のこ等を使用する作業に関する知識 作業計画の作成等 丸のこ等の取扱い
丸のこ等作業の基本動作
丸のこ等の作業の手順
丸のこ等切断作業の方法
1.5
丸のこ等の点検・修理及び整備に関する知識 丸のこ等の点検・修理等の方法
のこ歯の点検
点検結果の記録
0.5
安全な作業方法に関する知識 災害事例と再発防止対策について
使用時の問題点と改善点(丸のこ使用の良い例・悪い例)
0.5
関係法令等 労働安全衛生法・労働安全衛生法施行令・労働安全衛生規則及び丸のこ等の労働災害を防止するため当該業務について必要な事項 0.5
丸のこ等の正しい取扱い方法 丸のこ等及びのこ歯の点検・整備の方法 0.5
合計4.0

丸のこ等取扱い作業従事者教育を受けるには

講習会

安全衛生教育を実施する教育機関のほか、建設機械の教習所で、丸のこ等取扱い作業従事者教育の講習会が実施されています。参加すれば「学科」「実技」の両方を1日で受講することが可能です。その場で修了証を交付している講習会もあります。

Web講座

オンラインで丸のこ等取扱い作業従事者教育を受講できるWeb講座もあります。動画を視聴して学習するシステムになっており、その他の一般的な資格のWeb講座と同じような環境で学習できると考えておいて問題ありません。

スマーフォン・タブレット・パソコンなどの対応デバイスについては、講座を開催している協会によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。だいたいの場合、学科をオンラインで受講し、実技については事業場で受講するようになっています。

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