このページでは、研削といし取替試運転作業者について、その重要性や講習関連の情報などを紹介しています。また、自由研削といしの取替え等業務をするには、特別教育を受ける必要があることも把握しておきましょう。
いわゆる「グラインダー」とよばれる機械のひとつです。ディスク状の砥石を回転させることで、金属などを削っていきます。使用するたびに砥石が摩耗するので、砥石の取り替えタイミングに注意を払う必要があります。
研削といしの取替えや取替え時の試運転を担当する労働者に対して、事業者が安全・衛生のために教育を実施しておくことが、労働安全衛生規則第36条第1号により義務づけられています。
自由研削といしの取替え等業務を適切におこなうことで、労務災害が起こらないように努めなくてはなりません。そのため、務特別教育の必要性はきわめて高いといえます。特別教育では、構造・危険性・設置の仕方試運転方法など、砥石にかんする知識を学びます。
内容 | 受講時間 |
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自由研削用研削盤、自由研削用といし、取付け具等に関する知識 | 2時間 |
自由研削用といしの取付け方法及び試運転の方法に関する知識 | 1時間 |
関係法令 | 1時間 |
内容 | 受講時間 |
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自由研削用といしの取付け方法及び試運転の方法 | 2時間以上 |
自由研削といしの取替え等業務特別教育を受けるのに必要な料金は、主催団体ごとに異なりますが、一応の目安としては1万円~1万4,000円ほどを見込んでおくとよいでしょう。使用するテキスト代については、受講料に含まれている場合が多いです。 また、主催団体によっては、その会員であるかどうかによって、異なる料金を設定しているところもあります。
製造業の主な現場である工場や建設現場などで、より広範囲にわたって活躍できるようになります。なかでも、金属を取り扱う工場であれば、研削が必要な部品が多いため、おのずと自由研削の仕事が多くなるわけです。
たとえば、自動車部品工場では、機械加工によりバリが生じる部品を扱っているところもあるので、自由研削砥石が必要になります。あるいは、溶接作業においても、溶接によって生じる金属の盛り上がり部分を削る際にも必要です。ほかにも、家電や産業機械、金属の板、パイプ、配管などの製造工場をはじめとするさまざまな現場で需要があります。
研削には「自由研削」「機械研削」の2種類があります。両者の違いについてみていきましょう。
まず、自由研削ですが、こちらはグラインダーと呼ばれる円盤状の砥石を高スピードで回転させる機械を使用し、研削するための機械や削る材料などを手で持った状態で作業するのが特徴です。ちなみに、グラインダーとひとくちにいっても、さまざまな種類があります。おもに次のようなものがあげられます。
次に、機械研削ですが、こちらは自由研削とは異なり、手での研削では対応できないような複雑な形を削る際に採用される方法です。工作機械を使用し、砥石・材料を機械に固定した状態で、加工をおこないます。
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