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土木施工管理技士試験の「あなたの立場」

土木施工管理技士試験において、体験記述問題における工事概要で「あなたの立場」を記載する必要があります。
多くの人がどう記入してよいか分からないこの「あなたの立場」について、回答例を紹介します。

「あなたの立場」の回答例

「あなたの立場」に対する回答例として、質問サイトで質問・回答が記載されている4つのケースを紹介します。
どう記載すればよいか悩んでいる方は、参考にしてみて下さい。

「所員」と記載し再提出を求められた

指定大学卒業で実務経験年数もクリアしているが、現場監督や工事主任などの肩書を持っていないケースがあります。
こういう場合には深く考えず、労働安全衛生法上の作業主任者や作業指揮者、作業責任者などとして名前を挙げられているのであれば、「工事主任」と書いても問題ないようです。
参照元:Yahoo知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1093992410)

補助的業務の経験のみ

主に施工図を担当しており、現場業務に従事していないケースの場合、実務経験上の立場はどのように書けばよいでしょうか。
仮に現場監督などの代理経験がある場合は「現場担当者」、ない場合には「主任技術者補佐」「現場代理人補佐」と記載するのが無難なようです。
参照元:Yahoo知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14105701109)

元請会社の担当者

元請会社において、施工体制台帳に「担当技術者」と記載されているケースです。
二級の参考書などにはそのような選択肢はなく、「現場代理人」「主任技術者」「施工監督」「工事主任」「工事係」などが記述されています。
この中から敢えて選ぶなら「施工監督」か「工事係」が妥当かと思われますが、会社や現場独自の職名であっても特段問題はないようです。
参照元:Yahoo知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11151354081)

現場において「職長」であった場合

施工管理技士の資格は主任技術者になれる資格なので、「職長」だと弱い可能性があります。
そのため施工の管理を行ったとして「工事管理」や「施工管理」という書き方や、「工事係員」という記載をした方が無難なのではないでしょうか。
参照元:Yahoo知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12160865357)

経験記述・工事概要の書き方

経験記述の問題は2つで構成されており、1つ目が「工事概要」、2つ目が「工事についての詳細」となっています。
特に「工事概要」についてはすべての問題で共通となるため、必ず正確に記入するようにしましょう。

工事概要

工事概要として記載する項目は以下の7項目です。

  • 工事名:建築工事や造園工事など、土木に関するもの(基礎工事も可)
  • 発注者名:「○○市」や「〇〇県」と記載(下請の場合は元請業者名)
  • 工事場所:正確な番地までを記入
  • 工期:契約書に記載されている期間で、和暦か西暦かはどちらでもよいので統一
  • 主な工種:コンクリート工・舗装工など、次の例題で自分が記述できる工種を選択
  • 施工量:堀削○○㎡・盛土〇〇㎡などのように、工事で発生した施工量を記入
  • 工事現場における施工管理上のあなたの立場:自分が工事に携わった立場(前の項目を参照)

工事についての概要

記載する項目

工事についての概要は、次の3つの項目について記載します。

工程管理

基本的には「〇〇をして工期が短縮できた」といった内容を記載しましょう。
現場打ちの擁壁コンクリート施工を想定とした例であれば、「工期短縮のためにセメント素材の変更を提言した」「解体の手間を省くためラス型枠の使用を検討した」などの内容を記載するとよいでしょう。

品質管理

コンクリートダム施工時の品質管理を例として挙げると、「降雨時のコンクリート品質管理」といった課題や、「気温」「構造物損傷」「スランプ値」などを記述するとよいでしょう。
降雨量による中止基準や異種配合によるコンクリート境界の施工などといった検討内容・結果について記載するように考えると比較的スムーズに回答できるでしょう。

安全管理

前述の2つと比べると抽象的になりますが、事故防止などをもとに記述するとよいでしょう。
工事における安全管理は人の命に関わりますので、労働災害の対策事例として調べると多くの案が出てきます。
調べて出てくる例文などをふまえ、自分なりにアレンジすることが大切になってきます。

各詳細の記載方法

それぞれの内容を記載するにあたってのポイントは次の通りです。

  • 技術的な課題:なぜ工期を短縮する必要があったのか、を記載
  • 検討内容:例年10行程度の文字を記述する問題が出されるため、検討内容は2つ程度用意する方がよい
  • 対応処置:検討内容についてどのような対応をしたのか、具体的数字を用いて記述

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