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【2025年】おさえておきたい土木建設業界「旬ワード」

社会インフラの老朽化、毎年のように頻発する自然災害。日本の土木建設業界の需要は増加しています。それを担う側にも今、さまざまな変化が起こっています。ここでは土木建設業界の旬のキーワードを集め、詳しく解説していきます。

働き方改革

働き方改革

土木建設業界の未来を担う世代に興味を持ってもらうために

長時間労働や休日出勤など、建設業界が抱える課題を解決するための取り組みが「働き方改革」です。このような取り組みが行われる背景としては、高度経済成長期から続く建設業界特有のハードワークがあります。キツイ労働環境ではこれから働きだす世代は、業界に魅力を持ってくれません。結果的に人手不足が加速することになってしまいます。

2018年6月には関連法案が成立して、建設業も2024年4月から適用されることになりました。施行開始に向けて少しずつ準備が進められますので、今業界で働いている人にも大きなメリットがあります。

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ゼネコン離れ

ゼネコン離れ

働き盛り世代の離脱で高齢化進む、労働環境の改善で対策

土木建設業界は人手不足が進行しつつありますが、中でも総合建設業であるゼネコン離れが進行しています。キツイ労働環境などが原因で20~30代の若い世代が離れてしまい、高齢化が進むことでますます若い人が入りづらいという悪循環も。現場作業員の日給月給制など、安定した収入が望めないという点も若い人が飛び込みづらい業界というイメージが付いた原因の一つでしょう。

このような事態を改善するため、大手のゼネコンを中心に労働環境の改善が進められています。長時間労働を減らすために、発注時に無理な工期を設定しないなどの取り組みも始まっています。

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i-Construction

i-Construction

最先端技術の活用で現場を効率化、国が進める改革プロジェクト

i-construction(アイ・コンストラクション)とは、国土交通省が推進する建設業の生産性向上プロジェクトの事です。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった先進技術を活用して業界全体の効率化を進めていきます。ドローンを飛ばして現場の3Dマップを作ったり、半自動施工ができるICT建機を導入したり、さまざまな取り組みが計画されています。

長らくアナログ産業といわれてきた土木建設業界ですが、今後は土木で開発された技術が他分野に転用されることがあるかもしれません。アナログの部分が多かった分、デジタル化したときの効率化による恩恵も大きな物となるでしょう。

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ドボジョ

ドボジョ

土木業界の女性需要は増加中、働きやすい環境も整いつつある

長らく男性社会だった土木建設業界ですが、最近は活躍する女性も増えてきています。同名のマンガがきっかけで「ドボジョ」という言葉も生まれ、世間一般の認知度も高まっています。実際に女性の求人を行う企業も増加中。すでに活躍しているドボジョについて「カッコいい」「あこがれる」といった称賛の声も挙がっています。

今まで女性が進出してこなかったのは、女性が働きやすい環境が整っていなかったという点があります。トイレや更衣室の整備など、既に取り組みは始まっていますが、まだまだ十分だとは言えません。今後取り組みが加速していけば、さらにドボジョが働きやすい環境が整っていくでしょう。

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そのほかの土木・建設業界の注目キーワード

建設投資

建設投資とは、各年度における国内の建設活動の実績を、出来高ベースの投資額で示したものであり、建設業界全体の経済規模や動向を把握するための重要なデータです。国土交通省では、毎年度「建設投資見通し」として、その年の市場規模を公表しています。

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社会資本(インフラ)の老朽化

日本全国には、道路・トンネル・港湾施設など多種多様なインフラ(社会資本)が整備されていますが、その多くは高度経済成長期に建設されたもので、近年は経年劣化や老朽化が深刻な課題となりつつあります。こうした背景から、維持管理や更新の取り組みが一層重要視されています。

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xROAD(クロスロード)

「xROAD(クロスロード)」は、デジタル道路地図や航空レーザ測量データなどを基盤とし、国土交通省が構築を進めている道路データプラットフォームです。道路管理や防災、維持管理の効率化など、幅広い分野での活用が期待されています。

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ハイブリットダム

治水機能と水力発電機能を併せ持つ「ハイブリットダム」は、カーボンニュートラル実現に向けたインフラ施策として注目されています。既存ダムの機能強化や再活用といった取り組みも進められており、土木施工管理技士の試験対策としても押さえておきたい重要なキーワードです。

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