大きな工事プロジェクトである羽田空港の工事計画の全貌についてご紹介します。
2つの視点から取り組まれている羽田空港の工事計画の1点目が「第1・2ターミナルの拡張工事」です。
第1ターミナルには、北サテライト新設工事と、サテライト施設への6基のボーディングブリッジ設置が予定されています。24番スポット付近からサテライトに通じる連絡通路も新設予定。完成後は、JALとスカイマークが使用予定です。
第2ターミナルは、北サテライトと本館を接続する増設工事と、既存施設同士を連結し、さらに連結部位に3基のボーディングブリッジ設置され、ANAが使用予定となっています。
2点目は、羽田空港直下の鉄道トンネルの整備です。基盤整備などは国土交通省が行い、2023年に着工予定。新しくできる羽田空港アクセス線の駅は、羽田空港の第1ターミナルと第2ターミナルの間に新設されます。
羽田空港工事とともに注目しておきたいのが、羽田空港アクセス線事業でしょう。より空港アクセスがスムーズになるための改善が期待されています。
新しい鉄道プロジェクトとして方向性が固まっているのは以下の3件です。
JR東日本によると、新設される羽田空港新駅(仮称)から東京貨物ターミナル駅間の「アクセス新線」、東京貨物ターミナル駅と東京駅方面を結ぶ「東山手ルート」、東京貨物ターミナル駅と新宿駅方面を結ぶ「西山手ルート」、東京貨物ターミナル駅と房総方面を結ぶ「臨海部ルート」が対象と明らかにしています。
気になる羽田空港工事の期間を確認していきましょう。
第2ターミナルの拡張工事については、着工が2022年9月以降で、完成は2025年1月末頃が予定されています。現段階では、施工業者を募集している段階であるため、当初の予定よりもずれ込んできている状態です。
第1ターミナルの拡張工事においても、拡張工事が予定されており、こちらは2030年頃に第1ターミナルと第2ターミナルが接続できるとみられています。
最後に、羽田空港工事に関連する発注見通しをご紹介します。国土交通省東京交通局によると、工事26件、業務29件が発注予定となっています。具体的な工事は以下の通りです。
業務も確認しておきましょう。
委託先は一般競争入札で選ぶ予定としています。
土木施工管理技士の仕事は羽田空港工事などの社会のインフラ整備に携わる事業を請け負うなどやりがいのある仕事です。業務自体が人々の暮らしをより豊かにし、安全を守ることにもつながるのでモチベーションにもつながりますね。
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