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土木建設のソフトウェア「SaaS」

できる建設会社はもう導入しているSaaSとは、どのようなシステムなのでしょうか?SaaSの概要や選び方についてご紹介します。

SaaSとは

SaaSは、「Software as a Service」の頭文字をとった言葉です。直訳すると、サービスとしてのソフトウェア。通常、ソフトウェアを利用するときは、パソコンなどにソフトをインストールするのが前提です。しかし、SaaSはダウンロード不要。つまり、クラウドサーバー上にあるソフトウェアをインターネット上で利用できるサービスです。

建設業界におけるSaaS

建設業界にソフトウェアがどう役立つの?と感じてしまうかもしれませんが、昨今建設業に特化した「建設SaaS(サース)」が数多く打ち出されているのです。2013年頃からアメリカで導入され始めて以来、海外の建設業界ではどんどん広がってきています。

SaaSが注目される理由

導入コストが安価

SaaSはなんといっても導入コストが安価です。使用した分だけ支払うといった月額課金制の上、初期費用不要なものが多くあり、メンテナンスもなしと非常にリーズナブルです。若いベンチャー企業を中心に提供されているのも、価格が安い秘訣かもしれません。

サポート体制が手厚い

SaaSは安い上に、サポート体制が手厚いのも注目されているポイントでしょう。利用者がソフトウェアを使用することによって効果を感じられるようにと、一緒になって使い方を考えてくれたり、会社にあった展開方法までサポートしてくれます。そのため、導入したものの効果がないというケースは少ないようです。

データベースの一元化

データを一か所に集約できるので、データ管理が楽になり、社内のみならず関連会社との情報共有もスムーズ。ペーパーレスも進むので、事務作業の負担の軽減にもつんがるでしょう。

SaaSの選び方

まずは導入目的をクリアにする

なんか良さそうではなく、SaaS導入により何を改善させたいのかなど、導入目的をクリアにすることが大切です。それによって、必要な機能を見極めてソフトを選ぶのが賢明でしょう。

セキュリティ対策やサポート体制確認

機密情報などもあるため、ソフトの機能性だけでなく、セキュリティ対策がどうなっているのかはしっかりチェックしておきたいものです。また、サポート体制や定期的なアップデートの有無、無料お試し期間の有無といったものもあるものが心強いでしょう。

データ容量の確保

これまであった膨大な資料をデータとして保管するのであれば、どの程度の容量が確保できるのかは確認しておきたいものです。無限に保存できるわけではないため、必要な量を把握しましょう。また、もし容量が足りなくなったときに、後から追加できるものを選ぶことをおすすめします。

まとめ

土木・建設現場においても、業務を効率化するために、さまざまなツールの導入や改革が進められています。土木施工管理技士として、業界の動向を見定め、自社に取り入れられるものはないかとアンテナをはっておくことが求められるでしょう。

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