建設現場や工事現場ではクレーンなどの重機は欠かせません。クレーン運転士はクレーンを運転するための資格となり、クレーンの種類によって必要な資格もことなります。このページではクレーン運転士の仕事内容や資格概要などを紹介するので、キャリアアップを目指している方はチェックしてください。
クレーン運転士と言っても、クレーン・デリック運転士と移動式クレーン運転士の2つに大きく分けられます。
5トン以上の荷物を吊り上げて、水平に運搬するための機械を運転するための資格です。天井クレーン・橋形クレーンなどの運転ができ、ビル建設などの現場で幅広く活躍できるでしょう。クレーン・デリック運転士には限定なしの免許・クレーン限定免許・床上運転式クレーン限定免許の3種類の選択肢があります。
5トン以上の荷物を吊り上げて、水平に運搬するための機械を運転でき、内蔵した原動機によって、あらゆる場所に荷物を移動できる資格です。積載形トラッククレーン・ラフテレーンクレーンなどを運転でき、建築現場や土木工事の現場で活躍できるでしょう。
工費現場や工場内でクレーンを操縦するのが主な業務です。取得している資格によって操縦可能なクレーンの種類も異なり、限定なしのクレーン・デリック運転士の資格を保有していれば移動式クレーンや天井クレーン、デリックなども運転できるため幅広く活躍できるでしょう。
大きな鉄骨などの吊り上げ業務や大きな荷物の積み下ろし業務など、様々なシーンでクレーンを操縦します。また大きな重機を取り扱う現場だと危険も非常に高いため、安全面に考慮した作業計画・危険予知活動などの業務も担わなければなりません。つまりクレーンの運転スキル以外にも、周囲の状況を判断し、作業を計画的に立案するスキルも求められるのです。
クレーン運転士の資格取得を目指すためには就職前に取る方法と会社に就職したあとで取る方法があります。就職活動を有利にしたいのであれば、就職前に取得した方が良いでしょう。その場合には教習所に通うケースが多く、教習所に通うまえに学科試験を受けておいた方が無難です。また就職した後に資格取得を目指す場合は、取得に関する費用を会社が負担してくれるケースも多いでしょう。
クレーン運転士の受験資格は特にないため、誰でも受験することが可能です。ただし免許の交付は18歳以上からなので、18歳未満の方は注意しましょう。試験内容は学科と実技の2つがあり、教習所に通うのであれば実技試験が免除となっており、学科試験だけを受けなければなりません。
クレーン運転士の合格率は学科試験が61.2%程度、実技試験が48.8%程度となっています。とくに実技試験は非常に難しいため、教習所で丁寧に指導してもらう方が良いかもしれません。
参照元:トラック王国ジャーナル(https://www.55truck.com/journal/45.html)
年代ごとの平均月収は上記の通りで、全体でみると平均の給与は37万円程度となり、賞与なしで平均年収は400万~500万円程度と言えるでしょう。ただ通常のクレーン運転士よりも移動式クレーン運転士の方が平均の給与が高い傾向にあるため、年収アップを目指しているなら移動式クレーン運転士の資格取得を検討した方が良いかもしれません。
参照元:トラック王国ジャーナル(https://www.55truck.com/journal/45.html)
クレーン運転士は建設現場・工事現場など、大きな重機を活用する様々なシーンで活躍できる資格です。運転するクレーンの種類によって必要な資格・条件が定められています。土木・建設現場でキャリアアップしたいのであれば、クレーン運転士の資格はオススメです。就職前に資格取得を目指すことで就職を有利に進められ、就職後なら会社から資格取得のサポートも期待できます。
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