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土木工学

土木工学を学んでおくと、土木施工管理技士として活躍できる会社に就職する際に有利になります。このページでは、土木工学とはどのような内容を学ぶ学問なのかをわかりやすく解説しています。施工管理技士として活躍していきたいと考えている方や、1級を取得してさらなるステップアップを目指したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

土木工学とは

複数の分野がある工学ですが、その中で、土木工学とは、人々の暮らしに特に密着した工学であるといえます。人々が快適に、そして円滑に社会活動をおこなえるようにすることを目的とした学問です。社会を支えるのに必要な施設を建設・維持管理して整備すること、そして自然環境を維持すること、これらを工学的に追究していきます。

土木工学が扱う具体的な対象とは

道路・港湾・河川・海岸・上下水道ダム・トンネル・交通・エネルギーなどの施設が、土木工学によっておもに取り扱われる対象です。こういった施設の 計画・設計・施工・造成・メンテナンス・管理といったさまざまな実務をカバーしています。適切に実務を遂行し、人々がより快適に利用できるように整備するのに必要な知識を習得し、スキルを身に付けていくことが求められます。

新しい技術へのニーズ

深刻化していく地球規模での環境汚染のほか、増大を続けるエネルギー需要、地震や洪水などをはじめとする自然災害に対応するための土木技術がもとめられています。また、通信情報伝達に必要な施設への需要も急騰しています。人間社会の質の向上を目指し、社会が発展を続けるときは、このように次々に新しい課題が生じます。これらの課題を、なんとか解決へとつなげる土木工学の新しい技術が必要とされているのです。

土木工学を構成する4つの分野

土木工学の内訳について、ここでは京都大学を参考に説明します。

一般的に、構造工学・水工学・地盤工学・土木計画学の4つの分野に大きく分けられ、それぞれの課題や扱うテーマがあります。

参照元:京都大学『土木工学について』 (https://www.s-ge.t.kyoto-u.ac.jp/int/ja/about/outline/civil)

1.構造工学

道路や鉄道の橋など、現代生活において必要不可欠な構造物を具現化するための工学を扱う分野です。そして、設計や建設、維持管理などを実際におこないます。自然災害を低減したり防止したりするための対策も構造工学の領域に含まれています。また、将来を見すえ、持続可能なインフラストラクチャ―の開発へのニーズも高まっています。

2.水工学

河川や海などで観察される水流の運動力学の視点から、構造物と流体による相互作用や土砂の洗掘・堆積などを研究する分野です。取り扱うテーマは、水防災から水域環境まで、かなり幅ひろいです。地球規模の自然環境問題や大規模な水害、水そして域生態系保全に関連するさまざまな課題への対応策を考える際にも、水工学の考え方が重要になります。

3.地盤工学

構造物の大部分は地上あるいは地中につくられるので、地盤工学は土木プロジェクトでも大きな役割をになう分野であるといえます。地盤材料に関する研究をおこない、応力とひずみの関係・そのモデル化、調査計測技術の開発、地盤環境問題への対応ほか、地盤工学は多くの課題を取り扱っています。

4.土木計画学

快適で持続可能な国土、地域、そして都市の創造を取り扱うのが土木計画学です。社会に何らかの影響を与えるさまざまな要素に留意しつつ、社会基盤デザイン・マネジメントを実現するために必要な方法論を開発ししています。

土木工学に向いている人

土木工学は、人々のくらしに密着した学問です。土木工学で得た知識やスキルを活かして、さまざまなかたちで社会インフラの整備に貢献できます。そのため、社会とのつながりを実感しながら取り組める仕事をしたいと考えている人に、特に向いている分野だといえます。

また、工事のほか土木関係のプロジェクトには、多くの人が携わるのが一般的です。ですから、コミュニケーション能力の高さも求められます。

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