PRIDE~次世代へつなぐ 土木施工管理技士の新しい働き方 » 【転職したい・やめたい】 土木施工管理技士の転職を考える » 第一級陸上特殊無線技士

第一級陸上特殊無線技士

こちらでは、第一級陸上特殊無線技士という資格について解説しています。資格の特徴のほか、資格を取得するとどのような仕事ができるようになるのか、そしてその将来性などを紹介していきます。

また、資格の取得方法についても併せて紹介。建設業界で働くうえで土木施工管理技士の資格だけでなく、その他の資格を取得すればさらなるステップアップを目指せます。

第一級陸上特殊無線技士とは

陸上で使用する無線の取り扱いに必要な資格のひとつです。土木・建設現場においては、無線を使用した通信が必要となるシーンが多いもの。作業をスムーズに進めたい方のほかに、建設業界で活躍していきたいと思っている方にとって、第一級陸上特殊無線技士の資格を有していることはプラス要素になるでしょう。

資格があれば次のような業務を行えます。

  • 多重無線設備の固定局や基地局などを操作する業務。ただし、対象は30MHz以上の周波数の電波を使う空中線電力500W以下のものに限定。
  • 第二級陸上特殊無線技士・第三級陸上特殊無線技士の操作範囲に属するものを操作する業務。

参照元:公益財団法人日本無線協会(https://www.nichimu.or.jp/denpa/shikaku/riku/index.html)

第一級陸上特殊無線技士の仕事内容

上述のとおり、多重無線設備で電波を使った技術操作が第一級陸上特殊無線技士のおもな仕事です。ちなみに、多重無線設備とは、複数の情報をひとつの伝送路から送ることができる施設のことです。この設備は、たとえば、防災無線・テレビ局・携帯電話の電波・気象レーダーなどに導入されています。

施設設置とメンテナンス

施設の点検やメンテナンスをおこなうのも、第一級陸上特殊無線技士の仕事です。そして、移動通信業者の場合は、次のような業務を担当することもあります。

  • 無線基地局の建設・運用に関する現場での対応・指示出し
  • ネットワークセンター内での作業・管理、障害復旧作業及び現場作業員への指示出し

参照元:SAT現場・技術系資格専門 (https://www.sat-co.info/blog/1rikujoutokusyu200002/#i)

第一級陸上特殊無線技士を取得するには

資格を取得する方法には、2通りの方法があります。

1.国家試験に合格する

国家試験に合格すれば、資格を取得できます。この方法のメリットは、独学でも合格が可能なところです。受験資格は不問であるため、会社勤めなどを続けながら、空いた時間を有効に使って試験に合格するための勉強ができます。合格率はおよそ3割なので、決して簡単な試験であるとはいえませんが、誰にでも合格のチャンスはあります。

国家試験は年に3回実施されます。2月・6月・10月で、「無線工学」が24問、そして「法規」が12問、それぞれ出題されます。試験時間は3時間ほどです。

参照元:公益財団法人日本無線協会(https://www.nichimu.or.jp/vc-files/kshiken/pdf/toku.pdf)

2.公募養成課程を受講する

公募養成課程を受講する方法でも、資格の取得が可能です。公募養成課程は、国家試験の合格に必要な知識・能力を習得するための内容になっています。最終日に実施される試験に合格すれば、第一級陸上特殊無線技士の資格を取得できます。

この方法のメリットは、国家試験を独学で受験する場合よりも合格率が高いところです。ただし、受講するための条件が設けられているので注意が必要です。学校教育法第1条で規定されている高等学校あるいは中等教育学校を卒業していること、またはそれと同等以上の学力があることを証明することが、受験資格として定められています。

ちなみに、公募養成課程には、一般養成課程・長期型養成課程の2つがあります。

一般養成課程の場合は、法令で定められている授業科目と時間分の授業を受講し、かつ、最終日の試験に合格することが求められます。長期型養成課程の場合は、学校教育法が定める大学・短期大学・高等専門学校・高等学校などで、総務省令で定められている科目を修め、学校を卒業することが求められます。

参照元:公益財団法人日本無線協会(https://www.nichimu.or.jp/kousyu-yousei/shiryou/index.html)

第一級陸上特殊無線技士の将来性

さらなる普及拡大が予想される5G分野で活躍できるでしょう。また、ドローンのような新しい技術を扱うときに陸上特殊無線技士の資格が必要になるシーンがあり、このことも、需要を高める要素のひとつとなっています。

参照元:SAT現場・技術系資格専門(https://www.sat-co.info/blog/1rikujoutokusyu200002/#i)

本サイトの監修・取材協力企業

株式会社ティーネットジャパンとは

発注者支援業務において
日本を代表する企業

株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで21年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2023年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2023」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。

株式会社ティーネットジャパン 公式サイト
引用元HP:株式会社ティーネットジャパン 公式サイト
https://www.tn-japan.co.jp/ja/
       

(株)ティーネットジャパン 全国積極採用中
求人情報をチェックする