個人と企業の成長を促す重要な期間
企業内研修は、個人と企業の成長を促すための非常に大切なものです。特に専門的な業務を行う土木施工管理では、研修がとても重要です。
研修やOJTに力を入れている企業を選択することで、着実にステップアップを図れます。
企業における人材育成の目的は、社内の大きな資源である人材を効果的・効率的に活用することで競争率を向上させ、利益を最大化することです。建設業界は高齢化が進み若者の入職数が減少しているため、いかに少ない人数で最大限の利益を生み出せるかが課題になります。
もちろん、研修は企業側だけでなく個人の成長を促すというメリットも存在するでしょう。ほかにも以下のようなメリットがあります。
これらを理解して研修やOJTに臨むと、より充実した期間を過ごせます。自身の成長は企業の成長にも繋がるため、もし企業内で研修制度が設けられていたら、積極的に活かしていきましょう。
土木施工管理の研修では、一般的なビジネススキルから専門的なものまで、幅広く学んでいきます。具体的な内容は、以下の通りです。
土木施工管理は社内の人間だけでなく、下請けの職人さんや施主とコミュニケーションをとるシーンが多いです。そのため、どんな状況にも対応できるよう、基礎的なビジネスマナーやコミュニケーション能力の向上を図る研修が用意されている企業が多いです。これは主に新人社員に対して行われます。
こちらの研修は、土木施工管理において必要となる専門的な知識の習得をメインとしています。新人社員に対しては、このほかにも実際に現場の実態を体感する研修が用意されていることも。また、これらはすべて入社してすぐに行われるわけではなく、入社から数年経った若手社員や主任クラスの人を対象としたものもあります。
OJTは「On the Job Training」の略で、日常の業務を通して行う新人教育を指します。土木施工管理においては直属の上司が部下の能力と経験を確認しながら、設定目標に応じた業務機会を与えるケースが多いです。
いきなり現場に立たせるのではなくOJTの期間を設けることで、必要な知識や技能を意図的・計画的・継続的に身に付けられます。
個人のレベルに合わせた目標が設定できるOJTには、以下のようなメリットがあります。
業務を通じて実践的に訓練ができるので、業務遂行能力が飛躍的に向上すると期待できます。研修効率も良いうえに、上司との相互理解や信頼関係にも繋がります。
様々なメリットが存在するOJTですが、一方で以下のようなデメリットも存在します。
OJTを行っている間、現場で業務に専念できる人数が最低でも1人減少します。指導者の時間や負担のほかにも、不足分を補う人がいることを忘れてはいけません。
また、OJTを担当する上司との相性もスキルアップに影響します。万が一「ほかの人に教えてもらいたい」と思った場合は、きちんと相談してください。さらに、現場で実践に近い研修を行うため、基礎的・系統的な知識を習得するのが難しいです。とはいえ、こちらは座学で習得できるので、そこまで心配する必要はないでしょう。
発注者支援業務で評判!
建設コンサルのティーネットを
詳しくみてみる
新入社員に向けた研修では、3種類の人材教育と3本の教育の柱である「OJT」「Off JT」「OCT」を設けています。
3種類の人材教育
3本の教育の柱
このほかにも、各年代・能力ごとに必要となる能力を養成する階層別研修も行っており、常に新しい知識や専門性を磨く機会が整っているのも特徴です。
本サイトの監修・取材協力企業
株式会社ティーネットジャパンとは
発注者支援業務において
日本を代表する企業
株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで20年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2022年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2022」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。