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研修制度が整っているところで働くには

研修やOJTがしっかりしているところで働きたい

個人と企業の成長を促す重要な期間

企業内研修は、個人と企業の成長を促すための非常に大切なものです。特に専門的な業務を行う土木施工管理では、研修がとても重要です。

研修やOJTに力を入れている企業を選択することで、着実にステップアップを図れます。

研修の目的とは?

企業における人材育成の目的は、社内の大きな資源である人材を効果的・効率的に活用することで競争率を向上させ、利益を最大化することです。建設業界は高齢化が進み若者の入職数が減少しているため、いかに少ない人数で最大限の利益を生み出せるかが課題になります。

もちろん、研修は企業側だけでなく個人の成長を促すというメリットも存在するでしょう。ほかにも以下のようなメリットがあります。

  • 実務では経験できない学びや気付きが得られる
  • 研修の場から日々の業務を振り返れる
  • 参加者同士で気付き・発見を共有し最大化できる

これらを理解して研修やOJTに臨むと、より充実した期間を過ごせます。自身の成長は企業の成長にも繋がるため、もし企業内で研修制度が設けられていたら、積極的に活かしていきましょう。

土木施工管理で必要な研修

土木施工管理の研修では、一般的なビジネススキルから専門的なものまで、幅広く学んでいきます。具体的な内容は、以下の通りです。

一般的なビジネススキルの研修内容

  • 社会人基礎スキル
  • ビジネスマナー
  • コミュニケーション
  • リーダーシップ
  • 共創・関係性
  • モチベーション管理

土木施工管理は社内の人間だけでなく、下請けの職人さんや施主とコミュニケーションをとるシーンが多いです。そのため、どんな状況にも対応できるよう、基礎的なビジネスマナーやコミュニケーション能力の向上を図る研修が用意されている企業が多いです。これは主に新人社員に対して行われます。

専門的な研修内容

  • 構造力学
  • 水理学
  • 土質力学
  • 積算教育
  • コンクリート
  • 仮設・基礎
  • 地質・土質
  • 構造物・道路
  • 都市開発
  • 原価管理

こちらの研修は、土木施工管理において必要となる専門的な知識の習得をメインとしています。新人社員に対しては、このほかにも実際に現場の実態を体感する研修が用意されていることも。また、これらはすべて入社してすぐに行われるわけではなく、入社から数年経った若手社員や主任クラスの人を対象としたものもあります。

OJTとは

OJTは「On the Job Training」の略で、日常の業務を通して行う新人教育を指します。土木施工管理においては直属の上司が部下の能力と経験を確認しながら、設定目標に応じた業務機会を与えるケースが多いです。

いきなり現場に立たせるのではなくOJTの期間を設けることで、必要な知識や技能を意図的・計画的・継続的に身に付けられます。

OJTのメリット

個人のレベルに合わせた目標が設定できるOJTには、以下のようなメリットがあります。

  • 研修機会が日常的に得られる
  • 教育の時間を特別に設ける必要がない
  • 臨機応変な指導ができる
  • マンツーマンでの細やかな指導が可能
  • 現場で訓練できる

業務を通じて実践的に訓練ができるので、業務遂行能力が飛躍的に向上すると期待できます。研修効率も良いうえに、上司との相互理解や信頼関係にも繋がります。

OJTのデメリット

様々なメリットが存在するOJTですが、一方で以下のようなデメリットも存在します。

  • 指導者の時間・負担が大きい
  • 指導者の資質・能力・態度が効果に影響する
  • 基礎的・系統的な理解が難しい

OJTを行っている間、現場で業務に専念できる人数が最低でも1人減少します。指導者の時間や負担のほかにも、不足分を補う人がいることを忘れてはいけません。

また、OJTを担当する上司との相性もスキルアップに影響します。万が一「ほかの人に教えてもらいたい」と思った場合は、きちんと相談してください。さらに、現場で実践に近い研修を行うため、基礎的・系統的な知識を習得するのが難しいです。とはいえ、こちらは座学で習得できるので、そこまで心配する必要はないでしょう。

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企業で用意している研修・OJT事例

A社の場合

新入社員に向けた研修では、3種類の人材教育と3本の教育の柱である「OJT」「Off JT」「OCT」を設けています。

3種類の人材教育

  • マネジメント・判断力:人間力・専門知識をベースに、最適なマネジメント力や的確な判断力の向上を図ります。
  • 専門知識:担当する業務や関連する業務に対する専門知識を取得します。
  • 人間力:コミュニケーション力をはじめ、人間関係構築力や尊重・傾聴力、自律思考力や一般教養といった人間力を磨きます。

3本の教育の柱

  • OJT:直接指導を受けながら仕事の進め方を学び、能力を向上させていきます。
  • Off JT:ものの見方・考え方を体系的に学び、専門技術と知識向上を目指す教育方法です。
  • OCT:ローテーション制度や改善サークル活動を通して、人間力を高めるとともに業務知識を身につけます。

このほかにも、各年代・能力ごとに必要となる能力を養成する階層別研修も行っており、常に新しい知識や専門性を磨く機会が整っているのも特徴です。

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株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで20年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2022年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2022」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。

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