ネットワーク工程表とは工事現場で使用される工程表の一つで、丸印と矢印の結びつきで作業工程を示している表のことです。
作業項目と必要な日数、関連する工事を可視化するための必須ツールですので、土木施工管理技士試験を受験される方は覚えておきましょう。
ネットワーク工程表を使用する主な場面としては、大型の工事ということになります。
複数の工事業者が関与して複雑化するような現場ではネットワーク工程表が適しており、全体像を把握できるため便利です。
全行程における最短期間で工事を完了させられる経路「クリティカルパス」がわかるという大きなメリットもあります。
一つの工事に対して多くの業者がそれぞれの担当工事を行いますが、各工期と前後の工程との関連性を設定することにより全体像が見えるようになります。
後工程となる工事を開始するにあたって「前工程でどこまでを完了しておかなければ取り掛かれないのか」を関連づけることにより、次工程に移行できるポイントが明確になるためクリティカルパスを把握することができ、複雑な工事もシンプルに捉えることができるようになります。
ネットワーク工程表を勉強するにあたっては、全体の流れと用語を覚え、次に書き方の実践という流れがよいでしょう。
試験においては問題を読み解いて実際に工程表を作成するものや、クリティカルパスに関する理解を問う問題が出題されます。
ネットワーク工程表を作成するにあたっての基本ルールは以下の通りです。
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