水の安全性を維持するための大切な仕事である貯水槽清掃業務。この業務の指導や管理をおこなうために必要な、貯水槽清掃作業監督者の資格について解説していきます。
貯水槽の清掃を行う際に、作業員への指示・指導をするのが仕事です。専門的な知識をもとに、貯水槽を適切に管理するのが、貯水槽清掃作業監督者が担う役割になります。また、維持管理権限者や建築物環境衛生管理技術者などと共に、貯水槽の下見や貯水槽の清掃についてミーティングで打ち合わせることも、貯水槽清掃作業監督者の業務の一部です。
貯水槽の清掃作業をとどこりなく進めるためには、チームワークが不可欠です。そのため、複数の作業員が協力しあって仕事をこなせるように、作業員とのコミュニケーションを充実させることも求められます。よって、貯水槽清掃作業監督者はコミュニケーション能力をしっかりと発揮できる方に適した仕事です。また、現在ビル管理会社で勤務している方で、キャリアアップ目指している方にもぜひおすすめしたい資格になります。
貯水槽清掃作業監督者になるための資格を取得するには、講習を受ける必要があります。講習は4日間で、試験もおこなわれます。
新規に受講する場合には、次にあげる条件のどれかひとつに該当していることが求められます。
【各2時間ずつ】
建築物環境衛生制度・作業の安全管理
【5時間】
建築設備概論
【7時間】
給水衛生概論
【12時間】
貯水槽清掃各論
※上述の科目受講に加え、1時間半の試験も課されます。
参照元:施工管理求人 俺の夢
貯水槽清掃の業務自体は、貯水槽清掃作業監督者の資格がなくても行うことは可能です。けれども、作業を指示したり貯水槽を適切に管理したりする業務を担当するには、資格が必要になります。よって、有資格者を必要としている企業は少なくありません。特別手当が支給されることも。恵まれた待遇を用意しているところもあります。
こういった状況からも分かるように、水の安全を守るための大切な仕事を任せられる人材として、安定したニーズがあります。今後も引き続き、同様のニーズの高さが続くと考えられるでしょう。
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