PRIDE~次世代へつなぐ 土木施工管理技士の新しい働き方 » 【経験を活かす】土木施工管理技士の転職先 » 建設現場への転職と種類 » 電気工事士

電気工事士

電気工事士は、国家資格が必要な仕事です。社会インフラに関わる仕事なので、仕事量は安定しています。ここでは、電気工事士の仕事内容やなり方、就職先、給料、将来性などをまとめしました。

電気工事士の仕事内容

建物の電気設備に関する設計・施工を行う技術者が電気工事士です。一般住宅やオフィスビル、店舗、病院、工場など、さまざまな建物で作業を行います。電気配線や配電盤の据え付け、電気設備の追加などが主な仕事内容です。

電気を扱うときは危険を伴います。専門的な技術・知識が必要なため「電気工事士」は、国家資格です。「第一種」と「第二種」の2種類があり、第二種は一般住宅や小規模の店舗、第一種ならビルや工場での作業を担当できます。

また、鉄道の電気工事も業務範囲です。線路や信号、変電設備などの作業を行います。

電気工事士として経験を積みながら「電気工事施工管理技士」の資格を取得することで監督者としての仕事にステップアップも可能です。

電気工事士と似た名称の仕事に「電気通信工」があります。「通信」とついていることから分かるように、携帯電話やパソコンなどの情報通信設備に関する電気工事を行うのが電気通信工です。電気工事士より扱う電力が小さく、業務範囲が通信に限られています。

電気工事士になるには

電気工事士になるには、まず「第二種電気工事士」の資格を取得しましょう。年齢制限はありません。工業高校や高等専門学校、電気系専門学校、大学の工学部などで電気工学の科目を履修すれば、「第二種電気工事士」の筆記試験が免除されます。

第二種電気工事士の資格を取得して電気工事会社に就職すると、キャリアスタートです。先輩の指導で見習いからはじめます。少しずつ技術を身につけながら、第一種の資格取得を目指す人が多いです。また、「電気工事施工管理技士」や「電気主任技術者」などの上位資格を取得して、業務の幅を広げていけます。

第二種電気工事士の資格を取得しなくても就職できる可能性はありますが、できる業務が限られるため、資格取得後の就職を目指した方がいいでしょう。

電気工事士の給料・年収

平均年収は400~500万円程度です。経験に応じて年収が上がっていきます。また、独立してより高収入を得ることも可能です。

もっとも、入社したばかりの見習い時期の給料は期待できません。300万円程度と考えられます。しかし、国家資格が必要な技術職なので、経験を積んでいけば、平均的な会社員より高めの収入が得られるでしょう。上位資格を取得して業務範囲が広がれば、給料も増えていきます。

電気工事は、社会的インフラの仕事のため、需要は高いです。しかし、技術者の数は少なくなっており、人材確保のため待遇向上に努めている企業が増えています。

電気工事士のやりがい

社会生活に電気は欠かせません。電気工事士は、社会のインフラを整える重要な役割を担っています。社会的な責任や貢献度は、電気工事士のやりがいのひとつと言えるでしょう。

技術を習得していけば、仕事内容の幅も広がり、難しい工事もできるようになります。身につけた知識・技術を存分に活かせる仕事です。また、その経験が報酬にもつながります。

より上級資格を取得して、現場監督の方向でのキャリア構築や独立などが可能。キャリアデザインの自由度があることから、自分に合う働き方ができるのも魅力です。

電気工事士の就職先

電気工事会社や建設、設備関連の会社が主な就職先です。街の電気店から上場企業まで規模はさまざま。また、家電メーカーやビルメンテナンス会社、通信会社などでも就職できます。

電気工事は幅が広いため、請け負う業務内容を絞っている会社が多いです。自分が携わりたい業務内容で就職先を選択するのもいいでしょう。

また、電気工事とは関係がない会社でも、自社所有の施設管理のために専任の電気工事士を雇用していることがあります。

電気工事士が活躍できる場所はたくさんあるので、様々な求人情報に触れてみてください。

電気工事士の将来性

電気工事はインフラとして不可欠な仕事です。電気工事士の需要も安定しています。太陽光発電などのエコ設備やオール電化システム、電気自動車、防犯設備などが増え、電気業界は追い風の状態です。

国家資格が必要な仕事でもあるため、今後も売り手市場が続くでしょう。経験の積み重ねが大切な仕事ですが、様々な場所で活躍できます。

本サイトの監修・取材協力企業

株式会社ティーネットジャパンとは

発注者支援業務において
日本を代表する企業

株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで22年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2024年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2024」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。

株式会社ティーネットジャパン 公式サイト
引用元HP:株式会社ティーネットジャパン 公式サイト
https://www.tn-japan.co.jp/ja/
       

(株)ティーネットジャパン 全国積極採用中
求人情報をチェックする