土木施工管理の仕事量がとてつもなく多い、天候不良やトラブル、繁忙期が重なって仕事がさらに詰まってくる、納期は待ってくれない、当然残業は多い、休めない、体力的にも精神的にも追い詰められる。
それだけか、人間関係がうまくいかない、現場の作業員とのコミュニケーションがとれない、上司には怒られる、下は動かない…
もうやってられない、やめてやる!
このように、今すぐ現状から脱却したい、転職したい、やめたいと思っている方は少なくないのが土木業界の現状です。
「休日が週1未満」の人が過半数という現実
2016年に国土交通省が発表している資料にも、土木業界において休みが週1未満が過半数、4週あたりの平均休暇日数が4.71日という数値が示されています。
土木施工管理の仕事をしている方々の口コミサイトでは、このような声が集まっています。
26歳・男性
この職業・職種のここが良い
地図に残る仕事である。達成感がある。自分の指示で物事が決まるので好きなように仕事ができる。浅いが、広い知識が身に付く。
この職業・職種のここが悪い
仕事量が多い。休みが少ない(週1or週0)。残業時間が多い。責任が多い。若い人間が少ない。転勤が多い。4K(きつい・危険・汚い・帰れない)。『honne.biz』より抜粋(https://honne.biz/job/l1060/4/)
26歳・男性
この職業・職種のここが良い
施工完了時の達成感、いろんな職種の人とふれあえる、作業がおもしろい
この職業・職種のここが悪い
労働時間と給料が全くつり合わない。無駄な書類を作っている感が半端ない。とにかく書類が面倒くさい。『honne.biz』より抜粋(https://honne.biz/job/l1060/7/)
28歳・男性
この職業・職種のここが良い
地図や実際に構造物として残るものを作れるため、達成感はある。
一応、国家資格者になれる。(資格を取った場合)
この職業・職種のここが悪い
仕事量と給料が見合わない。現場担当になれば、全責任を負わされる。発注者には色々言われ、下請会社は言う事を聞いてくれないどころか、逆に刃向ってきて、板挟み状態にされる。日中は現場に出て、夜は事務所で書類作成をしなければならないので、必然的に労働時間が長くなる。月50時間以上の残業はざらにある。体力・精神的に追い詰められて、体調を崩す人も多い。『honne.biz』より抜粋(https://honne.biz/job/l1060/4/)
つらい、きつい土木施工管理の現状が赤裸々に語られています。
でも、お気づきですか?
「土木という仕事にやりがいはある」「達成感はある」という思いが共通していることに。
本当は、達成感のある土木の仕事が好き・続けたい…
「土木の仕事は好きだ」
でも!
「仕事量が多く休めない労働環境をどうにかしたい」「仕事に見合った収入を得たい」
というのが本当のところでしょう。
残業が少なくて、休みをきちんととれて、それ相応の収入を得られるなら、土木の仕事を続けたい方がほとんどでしょう。他業種への転職を考える前に、土木業界でもっと良好な環境で働くにはどうしたらいいのかをもう一度だけ考えてみてはいかがでしょうか。
土木施工管理技士の資格が生かされる働き方に「発注者支援業務」があることをご存知ですか?
実は、土木業界にいる方でもご存知ない方も多いらしいのです。
この「発注者支援業務」は、公共工事を発注する官公庁のパートナーとして発注者側の立場で行う業務。すべての建設会社が行っているわけではありません。
本サイトの監修・取材協力企業でもある株式会社ティーネットジャパンは、その「発注者支援業務」において日本を代表する企業です。
発注者支援業務には、「転職したい」「辞めたい」という悩みを軽減できるメリットがあります。
簡単にまとめると以下の点となります。
とはいえ、高いスキルも要求されるため、土木に関する資格(土木施工管理技士)などの資格取得がおすすめです。すでに資格を持っている方は、即戦力として力を発揮しながら、良好なワークライフバランスを手に入れるチャンス。
「辞める」前に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
土木施工管理技士の資格保有者は、転職市場で有利な立場が得られます。なぜなら、土木施工管理技士は取得が難しい資格でありながら、一方で資格に備わる責任とスキルは高く、貴重な人材と見なされやすいからです。資格取得が難しいのは、受験するために一定の実務経験が必要になるからです。経験年数が少ないと受験することもできません。
一方、土木建設業界の実情を見ても、土木施工管理技士へのニーズはとても高いです。なぜなら、業者が施工予算4,000万円以上の大型案件を受注したいと思う場合、土木施工管理技士1級の資格保有者がいなければ対応できないからです。逆に、1級の資格を持つ人材を多く獲得できなければ、その業者は多くの案件を請け負うことが可能になります。そのため、建設会社や施工会社は土木施工管理技士の取得者を欲しがり、転職市場での人気が高まるというわけです。
また、土木施工管理技士の保有者は実務上の必要から、重機を操作したり給排水工事に関連した資格を同時に取得しているケースが少なくありませんが、こうしたことも土木施工管理技士の転職市場における人気を高める要因となっています。そのような観点からも、土木施工管理技士の資格取得はぜひおすすめしたいところです。
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以下では、現在働いている職場がきつくて転職を考えている方のために、土木施工管理技士の転職について考えていきます。希望の条件で働くにはどうしたらいいのか?ぜひ参考にしてください。
仕事量の多さによるつらさはあるが、働き方改革に期待
土木建設の現場はキツイ、ツライというイメージがありますが、その一因としては仕事量の多さが挙げられます。土木施工管理技士の仕事は現場監督に書類整理、関係省庁への届け出と折衝など多岐に渡ります。こうした仕事量の多さは慣習化している部分もありますが、働き方改革によって徐々に改善し始めている部分もあります。
転勤は多いがメリットも多い、避けたい場合は転職前に要確認
プロジェクトの現場に左右される土木施工管理技士は、転勤が多いのが正直なところ。地方勤務や単身赴任といった状況は珍しくありません。しかし、転勤と聞くとマイナスイメージが先行しますが、色々な経験ができるというメリットもあります。しかし、家族が居る場合など、できれば転勤は避けたいという方は、転勤が少ない会社もあるので転職先の転勤事情を事前に良く調べておきましょう。
長時間残業は習慣化しているが、残業の少ない働き方も可能
日中は工事現場に出て、現場が終わってから事務所で書類作成をする施工管理技士としての仕事はどうしても残業が多くなりがち。悪天候などのトラブルで現場が遅れると、工期に間に合わせるためにどうしても残業が増えてきます。残業の少ない職場に転職したい方は、公務員的な働き方ができる「発注者支援業務」に強い会社を探すのもおすすめです。
現状は実質週休一日制、休みたいなら「発注者支援業務」
土木建設業界では実質週休1日となっている職場が多く、他業種と比べると年間休日も少ないのが現状です。土木工事のメインとなる公共事業は厳格な納期があり、間に合わせるためには休日出勤もやむを得ない場合があります。働き方改革も徐々に進んでいますが、すぐに環境の良い会社に転職したい方は「発注者支援業務」がメインの会社を探すと良いでしょう。
土木施工管理技士二級→一級と取得すると年収アップしやすい
土木施工管理技士の資格を取得すると活躍の場が広がり、資格保有を優遇してくれる会社もるため年収アップにつながります。転職時の選択肢も広がるため、好条件の会社も探しやすくなるでしょう。まずは施工管理技士二級を取得し、現場で経験を積みながら一級の取得を目指すのが王道ルート。自分の業務に役立ちそうな他の資格も積極的に狙ってきましょう。
人間関係トラブルを避けて、上手く現場を進行しよう
現場作業員に監督、関係者も含めると様々な人が行きかう工事現場では、人間関係のトラブルも発生しがち。トラブルの相手も監督する作業員に限らず上司や同僚、発注者とのトラブルも考えられます。トラブルを避ける努力も必要ですが、どうしても改善できないときは転職で環境を変えるのも一つの手段。つらさを抱えて働くよりも、心機一転新しいチャレンジをすると良いでしょう。
土木施工管理技士の需要は将来有望、転職先選びは慎重に
道路やダムなど、生活と密接に関係する土木建設業は将来無くなるということはありません。新設工事以外にも、既存構造物の補修なども常に発生しますから、将来先細っていくという心配はなさそうです。大規模土木工事の増加によって、土木施工管理技士の需要と求人も増加中。しかし、入る会社の将来性も重要になってきますので、会社選びは慎重に。
土木の離職率は高い傾向、離職率の低いホワイト企業を探せ
建設業界の離職率は他業種と比べると高い水準にあります。長時間労働や休日出勤など労働条件によるところが大きいですが、働き方改革の影響を受けて大手ゼネコンなどでは徐々に改善傾向にあります。離職率が低い企業は労働環境が良く、キャリアアップ支援体制なども整っている傾向があるため、一つの指針として転職先探しに役立てましょう。
全国で求人需要が増加中、希望の条件に出会いやすいタイミング
社会インフラの老朽化による修繕、近年多発する自然災害の復興、ならびに防災対応が増える中、国内では建設需要が高まっています。工事現場の増加に伴い、土木施工管理技士の需要と求人もどんどん増えており、転職を検討するいいタイミングです。災害復興需要が続く東北や中国・九州地方を中心に、全国で求人が出ているため、新しい土地で新しい仕事に挑戦するということもできます。
土木業界の女性進出を国、業界全体で支援している
土木業界で活躍する「ドボジョ」が注目を集めています。体育会系のイメージがある土木ですが、環境改善の推進などで女性の進出を業界全体で支援しています。土木業界で働いている、または転職を考えている女性にとっては大きなチャンスのタイミングといえるでしょう。土木施工管理技士の資格を生かした女性OKの求人も増えていますので、検討してみてください。
転職サイトとエージェントの併用がおすすめ、転職目的を明確に
土木施工管理技士の求人の探し方としては、転職サイトや転職エージェントの利用があります。それぞれメリットがありますが、できれば併用して転職活動を進めるのが良いでしょう。給与や休日などの待遇面も大切ですが、自分が求める働き方ができる会社を探すのも大切です。自分が転職する目的を明確にして、希望にあった会社を見つけましょう。
定年後でも働ける建設会社もある
日本人の平均寿命が伸びている点から、シニア層の求人を出している企業は増加傾向にあります。ただ、まだ十分という訳ではないため、そこまで職種における選択の幅は広くありませんが、体力や経験・知識を重視した土木施工管理技士の求人は多めなので、これまでの経験を活かした仕事に就きたい人には最適でしょう。
休みや収入、安定性で総合的に判断
転職を考えたとき、1つの選択肢として挙がるフリーランス。会社に属さずに個人で仕事を請け負う働き方が、土木施工管理技士の業界でも広がり始めています。「仕事を選べる」「休みが取れる」「高収入」と多くの魅力があるフリーランスですが、「安定性」や「自分で仕事を獲得しなければならない」など苦労することがあるのも事実です。フリーランスの土木施工管理技士として働くうえで、どのような点に注意すべきか見ていきましょう。
土木施工管理技士のフリーランスは大変?について
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資格補助・資格手当は有効活用すべし
給与アップを目指して資格の取得を考えている人は、働きながら資格取得ができる資格補助を受けられます。これは従業員のスキルアップにも繋がるため、企業にとってもメリットのある制度です。また、業務において役に立つ資格を有している人は、企業から資格手当を受け取れます。業務に直接関係しないものも対象になることがあるので、ぜひチェックしてみてください。
ほとんどの企業が研修・OJTを実施
研修やOJTは従業員1人1人の知識・能力の向上に繋がるため、従業員にとっても企業にとってもメリットとなります。そのため、特に新人研修に力を入れている企業が多いです。また、各年代・能力ごとに必要となる能力を手に入れるための研修を用意し、常に新しい知識や専門性を磨ける環境を整えている企業も存在します。
研修制度が整っているところで働くにはについて
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未経験者の企業ニーズは高まりつつある
東日本大震災からの復興事業に伴い、施工管理の求人は増加傾向にあります。また、技術者はシニア層が多く若手が少ないため、将来的な人手不足を解消するために、「未経験でも良いから若い層を確保したい」という企業も多いです。ただ、未経験者を採用するにあたり、企業側にはメリット・デメリットがあるため、決して良いことばかりではないことを理解しておかなければなりません。
育休を認める企業は増加している
育児休暇は働くお父さんやお母さんにとって、非常に大切な制度です。これまで育休というと女性のための制度と思われがちでしたが、本来は性別に関係なく利用できます。建設業界でも育休を認める企業は年々増加傾向にあり、申請すれば快く休暇を取らせてくれる企業も多いようです。
悩める土木施工管理技士、無理をするより計画性が重要
土木施工管理技士の資格は任せられる責任と権限が大きく、やりがいのある仕事である一方、プライベートが確保できない、出会いが少ない、付き合いが多い、身体への影響や負担が大きいなど、デメリットや悩みも多くあります。土木施工管理技士になりたいと思っている方は、メリットだけでなくデメリットについてもあらかじめ理解しておき、どのように対処していくべきかについて考えておく必要があるでしょう。
建設コンサルタントに必要な「管理技術者」「照査技術者」として転職の幅は広がり、高収入も!
最近、建設業界で重視されている資格の一つがRCCM(Registered Civil Engineering Consulting Manager/シビルコンサルティングマネージャ)です。
コンサルタント業務の水準を上げていくために「技術水準の確保」「責任技術者の確保」が求められているなかで、その技術力を客観的に測る目的を持って制定されました。RCCM資格の取得によって、土木工事に関わる専門職としての知識や技術を持った「管理技術者」「照査技術者」として働く能力を備えた人材として認められます。
とくに土木工事の開発・防災・環境保護に関わる仕事だけに、各方面から注目されるようになった資格でもあり、この取得者の転職先の幅も建設コンサルタント会社以外にも広がりつつあります。
また、一級・二級の建築士、建築設備士、土木施工管理技士、測量士などの資格とともに保有すれば、40代で月収60万円超の高収入も夢ではありません。
パワハラに対しては対策も可能
土木施工管理の現場で起こるパワハラは、仕事を辞めてしまいたくなる原因のひとつです。現場では、人格を否定するような言動や頭を小突くといった肉体的な苦痛も。しかし、パワハラ対策として、相手の行為の証拠を集めておくなど、すぐにてきる対策があります。パワハラを人事部に訴えれば、降格処分や解雇もありますし、現場全体でパワハラが起こりにくい、パワハラを受けにくい環境づくりにもなります。働き方改革のなかでもパワハラは問題視されていますから、辞めたくなる前に相談しましょう。
建設する対象が違うと必要な資格も違う
それぞれ建設業を代表する分野である「建築」と「土木」ですが、これらの違いはどこにあるのでしょうか?
一言ずつで言えば、住宅や施設といった建築物を新築したり移転したりする仕事が「建築」。道路やダム、橋、また住宅や施設がそのうえに経つことになる造成地などをつくるのが「土木」の仕事です。
その他にも、それぞれの施工管理には、国家資格の区分の違い、それに伴う仕事内容の違いなどがあります。視覚の難易度や給与の違いについても、参考にしてみてください。
2021年からスタートする「技士補」の資格制度
2019年に国会可決された、いわゆる「新・担い手三法」により、2021年4月から施工管理における「技士補」という資格制度が新たに始まります。技士補とは、施工管理技士の試験に不合格だった場合に、学科試験に合格していることで付与される資格のこと。技士補の制度が新設される背景には、若者が建設業界で働き、キャリアアップしやすい環境づくりを後押しする目的があります。今後、建設業界の人材確保を手助けする新しい制度と言えるでしょう。
土木建設工事の基礎となる測量
測量士とは国家資格のひとつです。測量法で配備規定が設けられており、土木工事の根幹になる測量業務を行います。建設工事に必要な図面は、測量士が計量、作成した情報がなければ作成できませんし、それ以前に工事そのものを計画することも、建設現場で労働者の安全性を確保することもできません。測量士になるには、国家資格に合格するか、「国土地理院」に申請して、資格の登録を受ける必要があります。測量士の就職先や年収などについてもまとめていますので、チェックしてみてください。
コンクリートに関するプロフェッショナル
建設現場で欠かせない資材といえば、コンクリートでしょう。このコンクリートを製造したり、施工したり、管理するためには、「コンクリート技士」という資格を有している必要があります。コンクリート技士は、「日本コンクリート工学会」が実施している資格試験に合格したプロフェッショナルです。また、経年劣化によって建造物の老朽化が社会問題になっている昨今では、構造物のコンクリートの劣化状態を診断する「コンクリート診断士」という資格にも注目が集まっています。
建設工事をトータルプロデュース
土木施工管理技士や施工管理技士からの転職先として候補に挙げられるもののひとつに「建設コンサルタント」があります。建設コンサルタントは、主に社会インフラサービスの構築現場全体のプロデュースをする仕事。現場の管理能力や企画力などが求められる役割になります。また、こちらの記事では建設コンサルタントの仕事内容や年収、取得しておくと仕事の幅が広がる資格についても紹介しています。土木施工管理技士や施工管理技士からの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
技術系の公務員になりたければ、土木施工技士の資格を取るべし!
公務員の土木職は、都市計画に基づいて国や自治体が施工や管理を実施する、土木建設工事に従事する専門職です。プロジェクト全体を統括する役割を担い、入札や現場管理、立ち合い、契約内容の確認など一連の業務を行います。施工の多くは民間事業に委託しますが、管理責任者は公務員の土木職が担当するため、その責任は重大です。そのような中、土木施工技士の資格と経験を持つ人は、公務員の土木職への転職がしやすく、採用後も各種業務で重宝され活躍できる可能性が広がります。
土木施工管理技士に求められるスキルは幅広い
建設現場を取り仕切る役割を担う「土木施工管理技士」は、現場の監督から事務処理まで、とても幅広い仕事内容をこなせなければなりません。そのため、土木施工管理技士に求められるスキルもまた幅広いものになります。建設業ですから、理系の学力はもちろん、構造計算のソフトを操るデジタル機器のスキル、さらに監督としてチームを率いるコミュニケーション能力、工事関係者や地域住民との交渉、さらには、建設工事のコスト管理を経営者の目線で厳しく見られるスキルなど、多岐にわたります。
施工管理技士の受験資格である「実務経験」とは?
土木施工管理技士として働くには、「土木施工管理技士」の国家資格を取得する必要がありますが、その試験を受けるためには、一定の実務経験を有していることが条件のひとつ。必要な実務経験の内容や年数は条件によって異なりますが、しっかりと確認して受験しなければなりません。
そこで1級・2級それぞれの土木施工管理技士に求められる実務経験はもちろん、必要な年数が異なる理由、また受験時に実務経験の有無を偽った場合に課せられるペナルティなどについて解説します。
どのような特徴や強みがある人が土木施工管理技士に向いている?
土木工事の現場監督として働く土木施工管理技士ですが、どのような性格や強みがある人に向いているのでしょうか?土木工事=体育会系というイメージを持たれる人も多いかと思いますが、必ずしもそうではありません。
そこで、施工管理技士として働くのに向いている人とはどのような人なのかまとめてみました。リーダータイプはもちろん、頭脳派、コミュニケーション派など、様々なタイプの土木施工管理技士が活躍しています。
土木建設会社の面接で聞かれることが多い質問とは?
土木施工管理技士として働くためには、土木建設の企業に就職しなければなりません。しかし、未経験の転職者をはじめ、土木建設の採用面接では、いったいどのような質問をたずねられるのか不安、という人も少なくないでしょう。
そのため、土木建設の企業の採用選考にしっかりと対策ができるように、実際に土木施工技師の採用面接で聞かれることが多い質問や、その対策方法についてまとめました。これらを押さえておけば、しっかりと企業の採用担当者に好印象を与えることができるでしょう。
土木建設会社として知っているべき用語の数々
土木工事の現場では、一般にはあまり聞き慣れない専門用語が多用されています。しかし、それらの専門用語を知らなければ現場で指示を出すことはおろか、伝達に齟齬がうまれトラブルになりかねません。まずは土木工事の用語に親しむことが大切です。
そこで下記では、土木施工技師として働く上で絶対に覚えておきたい専門用語をまとめて解説しています。土木施工管理技士を志す方であれば、ぜひとも知るべき用語ばかりですので、参考にしてみてくださいね。
土木施工管理技士と学歴の関係
土木工事現場で活躍する土木施工管理技士になるには、学歴は必要なのでしょうか。国家資格を取得する場合の受験では学歴がどのように関わってくるのか、学歴によって収入に差は出てくるのかなど、土木施工管理技士と学歴の関係について解説しています。 早く現場に出たほうがいいのか、大学で専門分野を学ぶべきか、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
土木施工管理技士に気を付けてほしい病気や生活習慣
土木施工管理技士は土木の現場に欠かせない重要なポジション。そのため、知識や技術に精通している人材が求められますが、その分忙しくプレッシャーやストレスによって心身に負担がかかることも。 そんな土木施工管理技士に気を付けてほしい病気や生活習慣など、健康にまつわる情報をまとめています。仕事が忙しく心身に不調を感じる方はぜひ一読してみてください。
施工管理技士が転職・退職をする主な理由として、以下、8つを見てみましょう。大半の人は、以下のいずれかの理由で転職・退職をしているようです。
施工管理技士に限らず、どの業界やどの職種においても、転職理由としてもっとも大きな理由が給与に対する不満のようです。
労働者全体の平均年収に比べると、施工管理技士の平均年収はやや高めとされているものの、中には正しく市場評価されていない人材もいることでしょう。
「他にもさまざまな不満はあるが、給与だけでも改善してくれれば、他の不満には目をつぶる」という人も多くいるようです。
給与に対する不満で転職を決意する人は、主に40~50代のベテラン技士に多いようです。お子様の教育費や住宅ローンの支払いなど、避けられない出費がかさむ世代だからかもしれません。
なお施工管理技士の仕事は、キャリアの長さによってクオリティが大きく違ってくると言われています。
キャリアに自信があるにもかかわらず現状の給与に不満があるならば、積極的に転職を検討してみても良いかもしれません。
40~50代の施工管理技士が給与の不満を主な転職理由としているのに対し、20~30代の若い施工管理技士の中には、仕事内容に対する不満を転職理由とする例も見られます。
駆け出しの若い施工管理技士にとって、理想と現実とのギャップに思い悩むことがあるのでしょう。
同じ施工管理技士とは言っても、小規模な会社よりは、大規模な会社のほうが、自分の理想とする仕事に近づけるチャンスが多いようです。ある程度の実力を身に付けたら、大企業への転職も視野に入れて良いのではないでしょうか?
年代を問わず、多くの施工管理技士に見られる転職理由の一つが、労働条件に対する不満です。
具体的には、「休みが少ない」「拘束時間が長い」「残業が多い」など、給与以外における会社への様々な不満を理由とし転職を考える人は、決して少なくありません。
労働条件に対する不満を持つ人においては、転職を決定する前に、会社に直接交渉をしてみることをおすすめします。
「こんなに拘束時間が長くては、まともな生活を送ることができません」と、率直に伝えてみるのです。
会社にとって一人の施工管理技士を失うことは大きな痛手。交渉をした直後から、手のひらを返したように労働条件を改善してくれる会社もあるようです。
「資格も取得して一生懸命がんっているのに、会社は自分を正当に評価してくれない」「長く会社で働いているのに、なかなか出世させてもらえない」など、人事評価に対する不満を理由に転職を考える人もいるようです。
確かに、中には不当な人事評価を行っている会社もありますが、逆に本人に問題があって評価されていない例も少なくありません。
たとえ施工管理技士の資格を取得したとしても、現場監督としての十分な働きができない人材に対しては、会社は評価することができないでしょう。
自分が評価されない理由が本当に会社にあるのか、それとも自分にもあるのか、冷静に考えてから転職を検討する必要があります。自分に問題があるのならば、たとえ転職したとしても結果は同じです。
人間関係の疲れがストレスとなって蓄積した結果、転職にいたる人もいるようです。特に20代などの若い世代は、現場での人間関係に悩む人が多いようです。
いうまでもなく、建設現場には色々な人材が集まっています。中には、やや乱暴な従業員もいることでしょう。ハラスメントに近い接し方をしてくる上司もいるかもしれません。
そのような中でもたくましく働いていける人もいる一方で、性格的にその環境が向いていない人もいます。
現場で怒られ続ける毎日の中、ストレスを蓄積させてうつ病を発症してしまう例も見られます。人間関係でストレスの多い会社ならば、あまり無理に働き続けることは推奨できません。
小規模な会社の建設会社には、いまだにワンマン社長も見られます。
ワンマン社長は部下を育てることに熱心ではないため、社内にはしっかりと指導できる上司や先輩が育っていません。
だからこそ、新入社員として入社した自分自身も、なかなか成長のチャンスがありません。
ワンマン社長のいる会社に入社してしまった場合、早々に転職を検討するか、もしくは逆に社長に近づいて可愛がってもらうか、早めに戦略を決めたほうが良いでしょう。
転職するつもりがないにもかかわらず、事業縮小やリストラなどの影響で転職を余儀なくされる施工管理技士もいます。本当に不運・不幸としか言いようのない転職です。
しかしながら一方で、この転職を機に給与がアップする施工管理技士も少なくないので、あまり絶望することはありません。
そもそも人材をリストラする会社は、経営が厳しいということです。経営が厳し会社から普通の会社に転職すれば、給与がアップしても何ら不思議ではありません。
幸いなことに、施工管理技士の有資格者は引く手あまた。いわゆる「売り手市場」です。たとえリストラされたとしても、前向きな気持ちで転職活動をしていきましょう。
施工管理技士に限りませんが、50代などのベテラン世代において多く見られる転職理由は、親の介護です。
介護の必要な年老いた親を田舎に放置できない、との理由から、都会での華々しい仕事を辞めて田舎の小さな建設会社に転職する、という例も少なくないようです。
なお大手ゼネコンの大成建設では、介護を理由とする退職を防ぐべく、具体的な支援制度を設けています。それだけ介護退職者が多いということを示している事例でしょう。
今現在、施工管理技士として転職や退職をお考えの方の中には、きっと上記のような理由を抱えている人も少なくないでしょう。1つではなく、上記の複数の理由を同時に抱えている人もいるかもしれません。
自分自身のため、そして家族のため、無理をして現状に甘んじることは、かならずしも最善とは言えません。転職することで事態が好転するならば、それに越したことはないでしょう。
きちんと準備してスムーズな退職を叶えるために
土木施工管理技士が現在の勤め先を退職し改めてキャリアアップを考えていくには、同じ業界で今後も働くことを踏まえて可能な限り円満な退職の実現が望ましいといえます。退職は必ずしも希望通りに円満解決といかない場合もあるため、まずは退職準備のポイントや注意点を把握しておきましょう。
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建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで22年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2024年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2024」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。