打ち継ぎとは、すでに硬化しているコンクリートへ新しいコンクリートを打ち込む施工法です。ここでは土木工事やコンクリート構造物の施工において重要な「打ち継ぎ」についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
打ち継ぎとはコンクリートの打設に関する専門用語で、すでに打ち込んで硬化しているコンクリートに対して新たなコンクリートを打ち込んで硬化させる施工法です。
打ち継ぎが必要になる場面は、例えば型枠の高さや打ち込むコンクリートの体積などを考慮し、一度に大量のコンクリートを打ち込むことができないようなケースが考えられます。なお、打ち継ぎではコンクリートの継ぎ目(打継目)が発生するため、どの位置に継ぎ目を作るのかも事前に考えなければなりません。
水平打ち継ぎ目とは、先に打ち込んで硬化しているコンクリートの上から、新たなコンクリートを打ち込んで行う打ち継ぎであり、それによって生じる水平方向の打継目です。コンクリートを段階的に積み重ねていくようなイメージで考えるとわかりやすいでしょう。
水平打ち継ぎ目は、コンクリート打設時に発生するレイタンスなどの影響で強度が低下する恐れがあり、そのようなリスクを回避するために十分な表面処理を行ってから打ち継ぐことが重要です。
水平打ち継ぎ目に対して、鉛直打ち継ぎ目は垂直方向の打継目であり、またそれが発生する打ち継ぎを指します。具体的には、先に打ち込んで硬化しているコンクリートの側部に、新たなコンクリートを打ち込んで硬化させるといった方法です。
鉛直打ち継ぎ目はレイタンスの影響を受けにくい反面、コンクリートの収縮による影響が発生してしまうため、やはり鉛直打ち継ぎ目の場合も適切な表面処理を踏まえてコンクリートの打ち込みを管理することが重要となります。
打ち継ぎと似ている用語として「打ち重ね」があります。
どちらもコンクリートの打設に関係する用語ですが、打ち継ぎはすでに硬化しているコンクリートに対して新たなコンクリートを打ち込むことであり、打ち重ねは完全に硬化していない状態のコンクリートへ、さらにコンクリートを打ち込んで全体を一体化させる方法です。
打ち継ぎと打ち重ねが適切に実施された場合、前者には継ぎ目が発生し、後者には継ぎ目が目立ちにくくなるという違いがあります。逆に、打ち重ねで明確な継ぎ目が発生してしまう場合、それはコンクリートが一体化していない施工不良を意味します。
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