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緩速載荷工法

緩速載荷工法は盛土工法の1つであり、軟弱地盤を直接的に改良したり、特別な盛土材や施工機械を用いたりせず、時間をかけながらゆっくりと盛土していく工法です。土木施工管理技士として理解しておきたい緩速載荷工法の概要と注意点について解説します。

緩速載荷工法とは

緩速載荷工法は、軟弱地盤への対策として用いられる盛土工法のひとつです。特別な盛土材や施工機械を使わず、軟弱地盤を直接改良することもせずに、時間をかけて盛土することで、築堤荷重による圧密を進行させ、基礎地盤の強度を高めていきます。

緩速載荷工法は仕組み上、どうしても工期が長くなりやすく、施工完了までに時間がかかる点がデメリットです。一方で、特別なコストを抑えやすく、経済的なメリットを得やすいという利点もあります。

また、施工にあたっては、地盤の滑り破壊などが起きないよう、事前に適切な土質調査を行い、安全性を確保することが欠かせません。

緩速載荷工法の種類

緩速載荷工法はさらに2つの方法へ大別できます。

  • 漸増載荷工法
  • 段階載荷工法

漸増載荷工法は、盛土を徐々に増やしていく方法です。。一方の段階載荷工法は、盛土の施工と休止を繰り返し、そのたびに地盤強度が増加したことを確認しながら進めていく方法です。現在では、一般的に漸増載荷工法が多く用いられています。

漸増載荷工法は、段階載荷工法のように長期の放置期間や休止期間を必要としない一方で、常に安全性をモニタリングする体制が欠かせません。もし、施工中に沈下量が大きくなったり、地盤強度が不安定になった場合は、盛土の進め方を見直して再検討する必要があります。

緩速載荷工法の注意点

緩速載荷工法は、ほかの盛土工法に比べて工期が長くなりやすく、施工できる現場の環境や地盤条件にも制限があります。一方で、特別な盛土材や施工機械、地盤改良などを必要としないため、施工コストを抑えやすく、経済的なメリットを得られる点は大きな利点といえます。

ただし、施工管理の計画やスケジュールを適切に立てなければ、かえって工期が長引いてコストが増える可能性もあります。また、急に沈下が進んだり、地すべりが起きたりした場合には、追加の地盤改良や対策工が必要になるケースもあります。

緩速載荷工法のメリットを活かしつつ、デメリットを抑えるには、十分な技術と知識に加えて、事前の地質調査や施工中の安全管理が欠かせません。

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