土木の現場で活躍する土木施工管理技士は、安全性が求められる現場でいなくてはならない重要なポジション。だからこそ、健康管理には人一倍気を付けたいところですね。ここでは、土木施工管理技士の健康を守るために知っておきたい病気や健康管理についての情報をお届けします。
土木現場で働くうえでは、ケガや身体的な病気にも気を付けたいのはもちろんですが、管理者がかかりやすい病気として挙げられるのが、精神的な病として知られるうつ病です。
デスクワークや営業などの職種ではない土木施工管理技士のイメージとしては意外かもしれませんが、土木現場でも作業員との人間関係や顧客とのやり取りなどでストレスを感じる場面は多いですし、工期や人員の管理など上に立つ者としてのプレッシャーもはかり知れません。
また、休みが少なく休憩時間もろくに取れない、緊張感のある現場で気が抜けないことなども、うつ病を引き起こす要因となっています。
うつ病の症状はさまざまで、最初のうちは自分がうつ病とはとても思えないかもしれません。
初期症状としては、
などがあり、ただの疲労と思われがちですが、なかなか症状が改善されない場合は早めに病院を受診してみることをおすすめします。
悪化すると治るまでに時間がかかり、深刻な事態に陥ってしまう可能性もありますので、以前と比べて疲れやすくなった、よく落ち込むようになったなどの変化がある場合には、休暇を取ってゆっくり休み、改善されないようなら医療機関に相談することも検討してみてください。
もしうつ病と診断された場合に、長期的に休みを取っても改善が見込めないようなら、退職や転職を検討してみることも必要かもしれません。
仕事に追われて忙しい日々を送っていると、どうしても毎日の健康管理がおろそかになりがち。特に、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などが関係している生活習慣病は、放っておくと後々大きな病気につながる危険性があるので注意が必要です。
生活習慣病は、高血圧や脂質異常症などから始まり、心筋梗塞、糖尿病、アルコール性肝疾患、がんなど命に関わる病気になることもあります。
生活習慣病を予防するには、適度な運動やバランスの取れた食生活など日ごろの生活習慣での対策が重要。また、喫煙や飲酒も生活習慣病に大きな影響を与えていますので、タバコやお酒はほどほどにしてください。ほかにも、しっかり睡眠を取れているかどうか、大きなストレスを抱えていないかどうかなども心身の健康には重要な要素となっています。
また、インフルエンザや風邪、食中毒など季節によってかかりやすい疾病も潜んでいますので、日ごろからウイルス対策を施したり、食事の際の衛生面に気を付けたりしましょう。
土木施工管理技士は、土木の現場に必要な知識と経験を兼ね備えたスペシャリストであり、土木建設業界にとって欠かすことのできない価値の高い存在です。
知識や技術だけでなく、全体的な管理や計画も任せられる管理者として、現場で働く人たちを率いていく立場なので、体を壊してしまうと現場の計画全体に影響が出てしまいます。
日々忙しく身体的だけではなく精神的にも厳しい仕事ではありますが、だからこそ休養はしっかり取り、健康を維持して現場で指揮を執れるよう、不調を感じたときには早めに休んで自身の心身を労わってくださいね。
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