森山 晃さん 45歳
森山さんは、他業種から未経験で土木業界に入ったと伺いましたが、経緯を教えてください。
森山さん
私は新卒から約20年間、電気系の会社(いわゆるIT企業)に勤務していました。定年までを約40年と考えたとき、このまま続けていくのか新しいことを始めるのか考えていました。一般的に転職が難しくなると言われている40歳を迎える前に新たな分野を経験しようと思い転職を決意しました。電気系の資格でも採用枠のあったティーネットジャパンに縁を感じて応募をしたのがきっかけです。
現在は、どのような仕事をされているのですか?
森山さん
新設鉄道整備・整備新幹線工事(土木工事)の技術員として従事しています。主な業務は機構職員の補助として図面や数量計算書のチェック、積算資料の作成や工事現場の立会、工事材料の品質管理等を行っています。
森山さんが、この仕事で大事にしていること、こだわっていることを教えてください。
森山さん
やはりコミュニケーションが一番だと思います。経験豊富な先輩方(時には年下もいますが)とどこまで打ち明けて話ができるかが重要ではないでしょうか。未経験で飛び込んだ世界なので分からないことだらけです。一人で悩んでいても時間ばかりが過ぎてしまいます。いつでも相談できる環境を構築するにはコミュニケーションが不可欠ですね。
森山さんが仕事をされていてやりがいを感じるのはどんなときですか?
森山さん
どんな仕事でも同じだと思いますが、難しい仕事を完遂したとき、困難な状況を乗り切ったときはやりがいを感じます。まだまだ未熟なため躓くことも多くありますが、諸先輩の指導を受けながら仕事を完遂できる喜びは最高です。
これまでに印象深かった現場やプロジェクトについて教えてください。
森山さん
土木未経験の状況で初めて計画業務から参加した橋梁上部工工事です。普段街で見かける橋の架設状況を間近で見られたのはとても印象深いです。 特に福岡県で発注された橋梁では現地状況も架設方法も難しく、地元対策に多くの時間を費やしたため現在開通している橋梁を見ても当時のことを思い出します。(悪い思い出ばかりじゃないですよ)
森山さんにとってティーネットジャパンの魅力はどんなことですか?
森山さん
ティーネットジャパンの魅力は様々な方面からの細やかなサポート体制だと思います。私は未経験で入社しましたが常に気に掛けてもらい安心して業務に取り組むことができました。
未経験でこの世界に入り、仕事で辛かった経験、失敗や挫折の経験はありますか?
森山さん
入社するまで土木業界はまったくの未経験でした。辛うじてCADを使える程度だったので日々の業務でも苦労することは多かったです。土木用語も分からず、打合せに同席しても話を理解することができない。現場での質問にも即座に適切な回答ができない等々、挙げればキリがないくらいです。
どのようにして乗り越えたのですか?
森山さん
まだまだ勉強中の段階ですが一番大きかったのは仲間の存在でした。分からないことを相談できる人がいるのはとても心強かったです。未経験であることを隠さず、逆に未経験を武器にして色々質問を繰り返しました。 その他には要領書を読み漁ったり、資格取得の勉強をしたり、常にモチベーションを高く持てるようにしています。 (実際このモチベーションを保つのが一番難しいのですが・・・)
未経験から土木建設業界で働きたいと思っている人、土木施工管理技士の資格取得を目指す人に、アドバイスをお願いします。
森山さん
未経験の分野でこれまでの自分の経験を活かすことは難しいと思います。特に土木業界は3Kのイメージが残っています。(古いイメージですが)でも実際に新人に戻った気分で働いてみれば意外と受け入れてもらえる環境だと思います。これからも新技術がどんどん出てきます。古い考えを持たない真っさらな状態なら吸収するのも早いのではないでしょうか。
最後に、森山さんがこれからやってみたい仕事、目標を教えてください。
森山さん
この業界に入ったときからドローンやICTなど、新しい技術を使った業務をやってみたいと思っています。これらの技術を知ったとき土木業界のイメージが大きく変わりました。技術者不足と言われている今日ですが、若い世代から業界に興味を持ってもらえるような活動を行っていきたいです。
全国で働く(株)ティーネットジャパン の技術者に聞きました
インタビュー記事の一覧はこちら
本サイトの監修・取材協力企業
株式会社ティーネットジャパンとは
発注者支援業務において
日本を代表する企業
株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで22年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2024年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2024」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。