土木施工管理技士からの転職を考えている人の中には、環境系の知識を深めたい人もいることでしょう。環境系の仕事の種類について紹介します。
企業活動による環境への影響を調査して、課題の提起や問題解決のために適切なアドバイスを行うのが環境コンサルタントの仕事です。データの収集、調査、解析、提案が主な業務。活躍の場は、環境コンサルタント会社や地方自治体、NPOなどがあります。海外での活躍も可能です。実力主義が業界の特徴。給料も所属する組織による差の他に、本人の実力差が反映します。環境に対する意識が高まっているため、将来のニーズも安定しているでしょう。
計量証明書の作成ができる国家資格が環境計量士です。世界的に環境問題への取り組みが求められている中で、日本でも国独自の規制が年々強化されています。その基準に適合しているかどうかを調査して、結果を証明するのが環境計量士の仕事です。計量作業自体は国家資格がなくてもできますが、証明書の作成をするには国家資格が必須。資格取得の方法は、国家資格を受験する方法の他に、指定機関の教習課程を修了し、2年間の実務経験を積んだ後、計量行政審議会で認定を受ける方法もあります。
ビオトープ管理士には、「ビオトープ計画管理士」と「ビオトープ施工管理士」の資格があります。日本生態系協会主催の資格です。ただし資格を取得したからといって、ビオトープ管理士として専任での仕事ニーズはほとんどありません。他のメイン業務の中で活用する資格という位置づけです。たとえば市役所の環境課に配属されビオトープの専門性を深めていく場合に役立ちます。「ビオトープ管理士」という名称で求人が見つかるわけではない点に注意しましょう。
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