アスファルトの舗装に使用されるアスファルトフィニッシャー。さまざまな工事で活躍しますが、操作する際には注意すべきポイントがいくつかあります。ですから、土木施工管理技士として工事に携わるときは、アスファルトフィニッシャーによる事故が起きないようにあらかじめ注意喚起をしてから現場管理にあたることが大切です。
このページでは、アスファルトフィニッシャーの特徴や構造、注意すべきポイント、種類、そして操作に必要な資格などについて紹介していきます。施工管理の資格をとって工事現場で活躍したいと考えている方は、こういった建機に関する知識を身に付けておくことも大切ですので、ぜひ参考にしてみてください。
アスファルト舗装をするための建機です。道路や駐車場をつくるときに使用されます。路盤の整地を充分におこなったあとで、アスファルトを敷き詰めていく工程に移るのですが、そのときにアスファルトフィニッシャーが活躍するわけです。
名称が示すとおり、アスファルトフィニッシャーは、道路舗装などの最終工程である、敷き詰めおよび均し作業で使用される車両です。つまり、基礎部分が完成しないうちは、アスファルトフィニッシャーは使用されないのです。そのため、あまり目にする機会がないように感じられるわけです。
アスファルトが付着し固まってしまうと、アスファルトを予定通りに正確に流せなくなることがあります。場合によっては、大きなトラブル発生の原因になってしまう可能性があります。
付着していないかどうかを確認するときには注意が必要です。ロックがかかっていることを確かめておかないと、スクリードが降下してくるなどして危険です。アスファルトを上手に除去するには、散油ノズルやスチーム洗浄機などを使用するのがおすすめです。
緩んでいる部分がないかどうかをチェックすることも大切です。車体に高さがないアスファルトフィニッシャーは、そういった確認作業がしづらいですが、のぞき込むなどしてしっかりと確認しましょう。コンベアはゆるみやすいため、特に注意が必要です。
アスファルトフィニッシャーは、半固形状のアスファルトを流したり動かしたりし続ける車両なので、さまざまなパーツが消耗しやすいです。特に、コンペアやスクリューは消耗が激しいパーツなので、要注意です。安全に使用し続けられるようにするには、やはり、日々の点検が大切だといえます。
タイヤに負担がかかりやすいのも、アスファルトフィニッシャーに関しておさえておくべき注意点です。操作する際にはタイヤが劣化していないかどうかをチェックするようにしましょう。また、中古の車両を購入する場合には、タイヤのコンディションをしっかりと確認することが大切です。
タイヤで走行するタイプのアスファルトフィニッシャーです。かなり太いタイヤが採用されていますが、それでも速いスピードで走行させることが可能です。
走行部分がキャタピラーになっているアスファルトフィニッシャーです。接地面積が大きいので、安定性があります。そのため、急な坂道や地盤が弱い工事現場などでよく使用されます。
運転するには、つぎの2種類の資格を取得しておく必要があります。
大手の重機メーカーによって運営されている講習です。修了すれば、認定書をもらうことができます。
アスファルトフィニッシャーの操作スキルだけでなく、建械をあつかう工事現場で現場監督をつとめるときに重要になってくる知識も、あわせて身に付けることができます。
参照元:施工管理求人 俺の夢HP(https://www.oreyume.com/column/knowledge/11816/)
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