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木密地域不燃化10年プロジェクト

ここでは、東京都による木密地域不燃化10年プロジェクトについて紹介しています。令和3年3月31日に取り組み自体は終了しましたが、不燃化特区制度の活用と特定整備路線の整備については5年間取り組みを延長しています。東京都の目標としては、2025年度までに特定整備路線を全線整備する予定です。

木密地域不燃化10年プロジェクトとは

木密地域不燃化10年プロジェクトとは、東京都にある木造住宅密集地域のうち、自然災害の被害が大きいと予想される地域を10年間で重点的に整備する計画のことです。

木造住宅が多く建てられていて、かつ住宅が密集している地域では、自然災害で倒壊・火災が起こるリスクが高くなっています。一軒で生じた火災が連鎖的に広がる恐れがあるため、危険性の高い地域の道路の整備が進められます。

木密地域不燃化10年プロジェクトの必要性

木密地域不燃化10年プロジェクトが必要とされる背景には、緊急時の対応ができないと懸念されている点があげられます。現状では緊急車両が通ったり、人が避難したりする道路幅の確保が難しい地域があり、二次被害が起こるリスクが高いといえます。

道路を整備しておくと、万が一の際も緊急車両・人が通れる道を確保することが可能に。自然災害での倒壊・火災で、逃げ道がなくなるのを防ぐために、早急に対策が進められています。

木密地域不燃化10年プロジェクトの取り組み

ここでは、木密地域不燃化10年プロジェクトの取り組み内容を詳しく解説していきます。

不燃化特区への取り組み

整備地域の中で特に優先度が高い、甚大な被害が予想される地区は不燃化特区に制定され、東京都が整備に対する支援を実施しています。

特定整備路線の整備

東京都では特定整備路線として、火災延焼を防ぎ、救援活動の空間となる道路を指定し、整備を加速させて実施しています。

地域における防災まちづくりの気運醸成

東京都では不燃化セミナーを開催し、木密地域の住民に対して、危機意識を共有する取り組みを実施。地域が一体となり、自然災害に備える気運を高めています。

人々の安全を守る大切な仕事

社会インフラ整備に携わる土木施工管理技士は、人々の安全を守る役目を担っています。道路の整備により、二次災害による被害を未然に防ぐなど、生命の安全を守ることに繋がる仕事です。上記のような木密地域不燃化10年プロジェクト等の理解を深めて、日々の仕事のモチベーション維持に繋げましょう。

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株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
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引用元HP:株式会社ティーネットジャパン 公式サイト
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