PRIDE~次世代へつなぐ 土木施工管理技士の新しい働き方 » 【なりたい】土木施工管理技士になるには » レディーミクストコンクリート

レディーミクストコンクリート

建設現場で使用されるコンクリートの多くは、工場であらかじめ練り混ぜられた「レディーミクストコンクリート」です。一般に「生コン」と呼ばれることも多く、土木・建築を問わず幅広い工事で用いられています。

この記事では、レディーミクストコンクリートの特徴から、現場で扱ううえで知っておきたいポイントにつながる基礎知識まで解説します。

レディーミクストコンクリートとは

レディーミクストコンクリートとは、工場で計量・練り混ぜを行い、まだ固まっていない状態で現場に運搬されるコンクリートのことをいいます。英語の「ready-mixed concrete(あらかじめ練り混ぜられたコンクリート)」が語源です。

日本では、JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)に基づいて製造・品質管理が行われており、セメント・水・細骨材・粗骨材・混和材料などが所定の配合で練り混ぜられます。製造されたコンクリートは、トラックアジテータ車によって撹拌しながら現場まで運搬されます。

一般に「生コン」と呼ばれることが多いですが、正式名称がレディーミクストコンクリートです。現場で材料を個別に計量して練り混ぜるのではなく、品質管理の整った工場で製造される点が大きな特徴です。

レディーミクストコンクリートの特徴

レディーミクストコンクリートは品質の安定と施工の効率化に優れる一方で、時間や管理体制に配慮が求められる材料です。特性を正しく理解することが、適切な施工管理につながります。

品質が安定している

レディーミクストコンクリートは、JISに基づいて材料の計量や練り混ぜが行われ、工場で厳格な品質管理が実施されています。セメントや骨材、水、混和材料はあらかじめ配合設計に基づいて計量されるため、ばらつきが少なく、安定した品質が確保されやすいのが特徴です。

現場で個別に材料を計量して練り混ぜる場合と比べると、人的要因による誤差が小さく、一定の強度やワーカビリティを確保しやすい点は大きな利点といえます。

現場での作業効率が高い

工場で練り混ぜられた状態で納入されるため、現場では材料の保管や計量、練混ぜといった作業が不要になります。その結果、施工の省力化や工期短縮につながります。また、大規模な構造物や連続した打設が必要な場合でも、安定して供給できる体制が整っていることから、計画的な施工が可能になります。

配合が明確に指定できる

レディーミクストコンクリートは、呼び強度やスランプ、空気量、粗骨材最大寸法などを明確に指定して発注します。これにより、設計条件や施工条件に応じたコンクリートを選定することができます。

施工管理の立場では、設計図書や仕様書に基づいて適切な配合を指定し、その内容どおりに納入されているかを確認することが重要になります。

運搬時間と打込み時間に制約がある

フレッシュコンクリートは時間の経過とともに性状が変化します。そのため、製造から打込みまでの時間には制限があり、運搬時間や待機時間の管理が欠かせません。

特に気温が高い時期には、スランプの低下や初期凝結の進行が早まるため、打込み計画や人員配置を適切に調整する必要があります。レディーミクストコンクリートは便利な材料ですが、時間管理が品質確保の重要な要素になる点も特徴のひとつです。

レディーミクストコンクリートにおける施工管理のポイント

レディーミクストコンクリートは、工場で品質管理が行われているとはいえ、現場での受入れや打込みの管理が適切でなければ、所定の性能を十分に発揮することはできません。施工管理技士としては、「納入されたコンクリートをどのように確認し、どのように扱うか」という視点が重要になります。

ここでは、実務や試験対策の両面から押さえておきたい管理のポイントを整理します。

受入れ時の確認

コンクリートが現場に到着したら、まず納入書(配合報告書)の内容を確認します。呼び強度やスランプ、空気量、粗骨材最大寸法などが、設計図書や発注内容と一致しているかをチェックすることが基本です。

あわせて、製造時刻や出荷時刻も確認し、打込みまでの時間に問題がないかを把握します。形式的な確認にとどまらず、仕様との整合性を確実に押さえることが大切です。

フレッシュコンクリートの品質確認

現場では、スランプ試験や空気量試験などを実施し、フレッシュコンクリートの状態を確認します。これらの試験は、ワーカビリティや耐久性に直結する重要な項目です。

また、圧縮強度確認のための供試体を採取し、所定の養生を行うことも欠かせません。試験結果は品質記録として整理・保存し、後日の確認や検査に備えます。

運搬時間・打込み時間の管理

レディーミクストコンクリートは時間とともに性状が変化するため、運搬時間や打込み完了までの時間管理が重要です。特に気温が高い時期や大規模打設では、計画段階から余裕を持った工程を組む必要があります。

打込みが遅れると、コールドジョイントの発生や締固め不足につながるおそれがあります。施工管理者は、打設計画と人員配置を事前に確認し、円滑に作業が進むよう調整することが求められます。

記録と品質管理体制の整備

レディーミクストコンクリートの施工では、各種試験結果や納入書、打設記録などの整理も重要な管理業務です。これらの記録は、品質証明や検査対応の基礎資料となります。

日々の記録を丁寧に積み重ねることが、トラブル発生時の説明責任や品質保証につながります。施工管理技士としては、技術的な知識だけでなく、管理書類を適切に整える意識も持っておきたいところです。

本サイトの監修・取材協力企業

株式会社ティーネットジャパンとは

発注者支援業務において
日本を代表する企業

株式会社ティーネットジャパンは、公共事業の計画・発注をサポートする「発注者支援業務」において日本を代表する建設コンサルタントです。
建設コンサルタントにおける『施工計画、施工設備及び積算』部門の売上げで23年連続業界1位を獲得(『日経コンストラクション』2025年4月号「建設コンサルタント決算ランキング2025」)。主に官公庁の事務所に拠点をおいた業務のため、官公庁に準じた完全週休2日制。ゆとりある環境です。

株式会社ティーネットジャパン 公式サイト
引用元HP:株式会社ティーネットジャパン 公式サイト
https://www.tn-japan.co.jp/ja/
       

(株)ティーネットジャパン 全国積極採用中
求人情報をチェックする