1級土木施工管理技術検定の受検を考えている方にとって、最初に押さえておきたいのが試験日程と受検資格です。令和8年度(2026年度)は、令和6年度から始まった受検資格の見直しが本格的に運用される年でもあります。
この記事では、令和8年度 1級土木施工管理技術検定の試験日程・受検手数料・受検資格の変更点をまとめました。
令和8年度は、第一次検定と第二次検定の2段階で実施されます。試験実施機関は一般財団法人 全国建設研修センターで、全体の日程は以下のとおりです。
| 第一次検定 申込受付期間 | 令和8年3月23日(月)〜4月6日(月) |
| 第一次検定 試験日 | 令和8年7月5日(日) |
| 第一次検定 合格発表日 | 令和8年8月13日(木) |
| 第二次検定 申込受付期間 | 令和8年3月23日(月)〜4月6日(月) |
| 第二次検定 試験日 | 令和8年10月4日(日) |
| 第二次検定 合格発表日 | 令和9年1月8日(金) |
試験地は全国の主要都市に設けられ、受検票発送時に確定します。会場の変更は原則として認められないため、申込時に希望地区を慎重に選びましょう。
第一次検定の申込は、令和8年3月23日(月)〜4月6日(月)にインターネット申込で受け付けます。クレジットカード決済は受付期間中いつでも利用できますが、コンビニ払いは4月3日(金)までの取り扱いです。
申込には、実務経験証明書や本人確認書類のスキャンデータが必要になります。受検資格ルートによって提出書類が変わるため、余裕を持って準備を進めましょう。
第一次検定の試験日は令和8年7月5日(日)、合格発表日は令和8年8月13日(木)です。合格発表日には全国建設研修センターの公式サイトで合格者番号が公表されるほか、受検者全員に文書で結果が郵送されます。
第一次検定に合格すると「1級土木施工管理技士補(1級技士補)」の資格が付与され、監理技術者の補佐として現場に配置できるようになります。第二次の合格を待たずに評価が上がるため、実務でのステップアップにもつながる資格です。
第二次検定の申込も、令和8年3月23日(月)〜4月6日(月)に第一次検定と同時に受け付けられます。第一次と第二次の同時申込が基本で、第一次に合格したあとに改めて申込む形ではありません。
翌年度以降に「第一次のみ合格済み」の状態から第二次だけ受検する場合は、その年度の申込期間内に別途手続きが必要になります。
第二次検定の試験日は令和8年10月4日(日)、合格発表日は令和9年1月8日(金)です。第二次検定は記述式で、経験記述をはじめとする実務力を問う出題が中心。合格すれば正式な「1級土木施工管理技士」を名乗ることができます。
令和8年度の受検手数料は、第一次検定・第二次検定ともに12,000円(非課税)です。インターネット申込を利用する場合は、事務手続手数料として別途250円(税込)が加算されます。
支払方法はクレジットカード決済とコンビニ払いから選択できます。会社が受検料を負担する場合は、領収書の宛名指定を申込時に忘れず設定しましょう。
令和6年度の制度改正で、受検資格は大きく変わりました。学歴による経験年数の細かい区分が撤廃され、以下のシンプルな要件に整理されています。
第一次検定は、受検年度末時点で19歳以上であれば、学歴・実務経験を問わず受検可能です。実務経験ゼロの学生や、他業種で働く社会人にも門戸が開かれました。
第二次検定を新受検資格ルートで受ける場合は、1級第一次検定に合格したうえで、以下のいずれかの実務経験が必要です。
特定実務経験とは、請負金額4,500万円以上の工事で監理技術者または主任技術者の指導下、または自ら当該職務を行った経験を指します。
令和6〜10年度の5年間は経過措置期間として、「旧受検資格」でも第二次検定を受検できます。学歴要件のある旧制度の方が有利になる方は、経過措置ルートを選ぶのも一つの選択肢。ご自身の学歴と実務経験を新旧両ルートで比較してから決めましょう。
受検を決めたら、早めに以下の準備を進めておきましょう。
特に第二次検定の経験記述は、直前の1〜2週間では仕上げきれません。過去5年分の出題傾向を確認したうえで、品質・安全・工程の3テーマそれぞれで完成答案を用意しておくと、本番で慌てずに済みます。
学習期間の目安は、第一次検定で3〜6か月、第二次検定で3〜4か月です。仕事と両立する場合は、平日1〜2時間・休日3〜4時間のペースで進めるスケジュールが現実的でしょう。
1級土木施工管理技士は、取得後にキャリアの選択肢を大きく広げる資格です。ゼネコンでの監理技術者ポジションはもちろん、地場コンや発注者支援業務など、現場常駐に依存しない働き方への転職ルートも開きます。
とくに発注者支援業務は、残業や休日出勤が抑えられる働き方として近年注目度が上がっている職種。試験勉強と並行して、合格後の働き方まで視野に入れておくと、日々の学習にも張り合いが出てきます。
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